一般社団法人日本動画協会は、2023年7月1日付で京都府宇治市に本社を持つアニメーション制作会社京都アニメーションが準会員となったことを公表した。日本動画協会は国内のアニメーション制作・関連企業による同業者団体で、製作出資も主体とする正会員と幅広く業界企業が加盟する準会員で構成されている。2023年7月1日時点の会員数は、正会員38社、準会員48社の合計86社である。
京都アニメーションは1985年に設立されたアニメーション制作の老舗スタジオ。00年代以降は元請け制作が中心で、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『けいおん!』、『Free!』などのヒット作も数多い。日本を代表するアニメーション制作会社として、国内外で認知度が高い。
日本動画協会は、協会の理事選任も告知している。2023年6月15日に定時社員総会と理事会を開催し、理事の選任をした。
理事長は日本アニメーション代表取締役社長の石川和子氏が引き続き務める。副理事長は清水義裕 氏(手塚プロダクション取締役)、富岡秀行氏(バンダイナムコフィルムワークス顧問)、専務理事に近藤真司氏(日本動画協会事務局長)、常務理事に中村達朗氏(エイケン顧問)の顔ぶれだ。
トムス・エンタテインメントからは青木隆介氏に入れ替わるかたちで竹村逸平氏、東映アニメーションからは北崎広実氏に代わって山田喜一郎氏が新たに理事に就任する。