エンタメ総合事業のブシロードは、出版事業の新会社ブシロードワークスを2023年7月3日付けで設立した。また代表取締役社長に新福恭平氏が就任したことを明らかにした。
ブシロードワークスはグループ中核会社のブシロードクリエイティブより出版事業を承継し、スピンオフするかたちの新会社となる。マンガや小説だけでなく、様々なかたちで物語を創出するとしている。同社が重視するオリジナルIP創出を出版部門として支えることになる。
代表取締役社長の新福恭平氏は出版会社マッグガーデン出身で、アニメ化もされたヒットマンガ作『魔法使いの嫁』の立ち上げに大きな役割を果たした。2017年にIGポートのグループ会社として設立されたコンテンツ電子配信サービス事業を目的とするリンガ・フランカの代表取締役でもある。
ブシロードは2020年にリンガ・フランカの株式50%を取得している。リンガ・フランカはこの6月に、2018年より運営してきたマンガ配信サービス「マンガドア」を2023年9月29日に終了すると発表している。
一方でブシロードワークスは2023年初秋を目標に、ウェブ小説のコミカライズなども含めた多様なオリジナル作品を展開する新規ウェブマンガ配信サイトをオープンするとしている。リンガ・フランカのノウハウも、新会社に移しかえるかたちと考えられそうだ。
ブシロードワークス https://bushiroad-works.com/