IMAGICAグループのIMAGICAエンタテインメントメディアサービス(Imagica EMS)が、アニメ作品関連のポストプロダクションサービスを拡張する。2023年5月10日、東京都杉並区を拠点する「荻窪アニメーションハウス」のフロア拡張をした。これまでは「澁澤荻窪ビル」の7階を使用していたが同じビルの4階に拡張し、新編集室をオープンした。
新フロアでは、オフライン編集とオンライン編集(V編)の体制強化。またカラーマネージメント業務の強化のためHDRカラーグレーディングまで出来る編集室を新設している。増設した編集室は5.1chサラウンドのモニター環境を備え、劇場版やOTT案件への対応もする。竹芝メディアスタジオや汐留サウンドスタジオとも連携したトータルサポートを目指すことになる。
Imagica EMSは映像・音声の編集やDCP作成、コンテンツ流通・配信など各種映像技術サービスを手がける大手企業だ。なかでもアニメ分野を得意とし、2013年にアニメスタジオが多く集積する荻窪に「荻窪アニメーションハウス」を設立した。アニメーションに特化したポストプロダクションを提供する。これが順調で2017年には近隣に「荻窪アニメーションハウス はなれ」も設立している。
近年はアニメーション制作量が増えていることもあり、アニメのポストプロダクションのニーズも拡大している。今回はさらに業容を広げることで、そのニーズに応えることになる。
荻窪アニメーションハウス
https://www.imagica-ems.co.jp/service/animation/