今年で18回目を迎える吉祥寺アニメーション映画祭が、今年のノミネート作品を発表した。全部で12本、2分あまりから18分超まで、表現方法やストーリーも多彩な作品が並んだ。
映画祭は2月23日から26日までの4日間となる。最終日の26日に武蔵野公会堂にて最終選考を実施、グランプリをはじめとする各賞を決定する。
吉祥寺アニメーション映画祭は、武蔵野市のイベント「吉祥寺アニメワンダーランド」の一環として2005年からスタートした。地元アニメスタジオやアニメーション研究家らの参加とサポートが特徴になっている。2021年度からはイベントの大きな柱として、より国際的なアニメーションフェスティバルを目指している。
コンテンスト部門は少人数で制作するアニメーション作品のなかから、面白い作品、新しい作品を評価してきた。短編アニメーションのコンテストの盛衰が大きいなかで、18年にわたり継続して面白い作品をピックアップしてきた貴重な存在でもある。
2023年は審査員長に竹熊健太郎氏、審査員に津堅信之氏、青木純氏、中村誠氏、白石慶子氏。そしてゲスト審査員として森本晃司氏が参加する。またSTUDIO4℃、コアミックス、プロダクション I.G、三鷹の森ジブリ美術館といったスタジオや団体も参加する予定だ。
第18回吉祥寺アニメーション映画祭
https://www.kichifes.jp/animation/
[2023年ノミネート作品]
『下校』 Ajisa
『17クラブ』 森翔太
『albinism』 齋藤美月
『いぬ、ストリートピアノ』 熱田彩那
『ときめく良太』 木原正天
『はなくそうるめいと』 池田夏乃
『必要な存在になりたかったな。』 higoAkari.
『喪失の家 (상실의 집)』 全振圭
『春になったら~こぐま のユーゴ物語』 村田朋泰
『ラ・サンカンテーヌ ー とある夫妻のお噺ー』 ヒラタアツコ
『I remember』 魏蔓
『鬼、布と塩』 西原美彩