2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)にて、アニメ・マンガをテーマにしたイベントが開催されることになった。内閣府知的財産戦略推進事務局は、2025年4月30日から5月1日の3日間、万博会場内のEXPOメッセにて「Cool Japan Showcase Anime Manga Tourism Festival」を実施することを発表した。
万博内の「未来への文化共創ウィーク」と題した連続企画のひとつで、連日、日本の魅力の発信がテーマにしたイベントが続く。そのなかの大型企画との位置づけだ。
「Cool Japan Showcase Anime Manga Tourism Festival」は近年、世界各国で日本のアニメ・マンガのファンが拡大していることを背景に実現する。
知的財産戦略本部では、今年6月「新たなクールジャパン戦略」を打ち立てている。その実現の機会のひとつとして万博を捉えて、日本の魅力を世界に向けて発信する。アニメ・マンガを食やインバウンドと組み合わせることで相乗効果を生み出すとしている。また大阪・関西万博の場を活用した訪日外国人の実態・意向を把握の実証調査も実施する。
イベントの内容は、主に3つから構成される。ひとつは「日本のアニメ・マンガの世界への広がりを紹介する展示」、そして「アニメ・マンガから日本の魅力を体験するショーケース展示と体験」、最後は「アニメ・マンガに関連する参加型のトークとパフォーマンス」になる。
会場は万博を象徴するリングに隣接して建設された屋内型展示場EXPOメッセで、2区画あるうちの半分約2000㎡を使用する。期間中は文字どおりお祭りのような賑わいになりそうだ。
大坂・関西万博では、バンダイナムコグループが『機動戦士ガンダム』を軸にした「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」をパビリオン出展するほか、アニメ監督・河森正治がプロデュースするシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」も設置される。アニメファンにもみどころが多いものになる。
またフランス・パリで人気の日本カルチャーイベント「ジャパンエキスポ・パリ」が2025年4月26日、27日の2日間「ジャパンエキスポ・パリ・イン・大阪」を開催することが決まっている。こちらも内外から関心を集めそうだ。