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「月姫」がPS4とSwitchで新展開 発売・TYPE-MOON、販売・アニプレックス
- 2021/1/1
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2000年にTYPE-MOONが同人PCゲームとして発表した伝奇ビジュアルノベル『月姫』が20年の時を経て、新たな展開を遂げることになった。2020年12月31日に、アニプレックスは『月姫』の新生プロジェクト『月姫 -A piece of blue glass moon-』を明らかにした。
『月姫』の制作に携わった奈須きのこ、武内崇、そしてTYPE-MOONスタッフに手によりPlayStation4、Nintendo Switch対応のゲーム『月姫 -A piece of blue glass moon-』を開発、2021年夏に発売する。これまで作品の面影を残し、新たなる表現をするとしている。発売元はTYPE-MOON、そして販売はアニプレックスとなる。熱心なファンが多いだけに、今後の展開は話題を呼びそうだ。
『月姫』は「Fate」シリーズや『空の境界』などを生み出したTYPE-MOONの最初期の作品だ。発売後に口コミで徐々に人気を獲得、その後カルト的な人気を博する。TYPE-MOONの原点ともいえる。
2003年には『真月譚 月姫』のタイトルで全12話でテレビアニメ化、さらにコミカライズもされている。しかし近年は新たなメディア展開はほとんどなかった。それだけに家庭用ゲームであるPS4、Switchへの展開は大きなサプライズだ。誕生から20年あまり、新たにより広いファンに向けることを目指すことになる。
奈須きのこ、TYPE-MOONの代表作だけに、プロジェクトにかける意気込みは大きい。シナリオ・監督に奈須きのこ、キャラクターデザインに武内崇とオリジナル作品のスタッフを構えるだけでなく、オープニングアニメション」制作はアニメ『空の境界』、『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』のufotableが担当する。ファンのサイドからは、新たなアニメ化など、メディアミゥクスの期待も高まりそうだ。
それだけにプロジェクトに関わるアニプレックスの動きも気になるところだ。本作ではアニメ会社のアニプレックスがゲームソフト販売を担当する。こちらも新たな動きだ。
アニプレックスはこれまでもスマホアプリゲームの運営などはしていたが、家庭用ゲームのビジネスはほとんどしてこなかった。すでに2021年リリースが発表されている『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』(PS4)と共に、ゲームビジネスへの積極参入として注目される。
『月姫 -A piece of blue glass moon-』
http://www.typemoon.com/products/tsukihime