2020年9月19日~20日の2日間、京都市内の複数会場で「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2020」が開催される。新型コロナ感染症が拡大するなかで春より数多くのエンタメイベントの開催が中止・延期となってきたが、アニメ・マンガ関連の大型ファンイベント再開の第1弾となりそうだ。
イベントの本開催に向けて、ビジネス面に目を向けたオンラインセミナー講演会も開催されることになった。立命館大学映像学部が主催する「京都国際マンガアニメフェアプレセミナー」である。ブシロード執行役員で、日本コンテンツの海外展開に詳しい中山淳雄氏を迎え、最新状況について語る。
中山淳雄氏の講演のテーマは“「キャラクター経済圏」と日本製IPのグローバル展開への可能性”である。中山氏はブシロード執行役員の一方で、早稲田大学ビジネススクールの非常勤講師も務める。ビジネスの現場での体験と豊富な知識を結びつける。
昨年秋には『オタク経済圏創世記:GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件』を上梓し、日本製コンテンツの海外展開について語った。今回は自身の経験も含め、グローバルのキャラクター経済圏における日本コンテンツやグローバル戦略について話を聞く。
立命館大学映像学部は教育・学術の一環としてかねてより、アニメやキャラクター関連の企画を行っている。これまでも京まふ開催前にプレイベントを開催しており、昨年は劇場アニメ『Hello World』の伊藤智彦監督のよるトークショーを実施している。今回はクリエイティブから、ビジネスに寄せたテーマとなった。
今年の開催はオンラインとなるため、京都以外、現地を訪れることが出来なくても参加が可能になる。グローバルのコンテンツビジネスに関心がある人には朗報であろう。
講演は9月11日(金)18時~19時半、ZOOMにて行う。参加無料だが、事前の申し込みが必要となる。自宅にいながら日本コンテンツのグローバル展開の最新事情を知るよい機会になりそうだ。
立命館大学映像学部X京都国際マンガアニメフェアプレセミナー
2020年9月11 日(金) 18:00~19:30 (ZOOMによるオンライン講演)
https://kyomaf-2020.peatix.com/
講演者:中山淳雄(ブシロード執行役員、早稲田大学ビジネススクール非常勤講師)
テーマ「キャラクター経済圏」と日本製IPのグローバル展開への可能性