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ビデオソフト20年上期は前年比7.9%減714億円、ファン向けアニメは4.7%減
- 2020/8/7
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一般社団法人 日本映像ソフト協会は、8月6日に2020年上期(1月~6月)のDVDとBlu‐rayの出荷統計調査を発表した。期間中の総売上金額は714億3900万円、前年同期の775億7600万円の比較で7.9%減と、引き続き下落傾向が続いている。
またDVDが339億3700万円(8.2%減)、Blu‐rayも375億200万円(7.7%減)。Blu‐rayの成長も止まっている。さらに販売用が579億8000万円(6.4%減)に対して、レンタル店用が129億5000万円と 13.5%の減少であった。レンタル店用がとりわけ大きな落ち込みになっている。
ジャンル別では、全体の縮小と連動してアニメの減少も続いている。ただし減少率はアニメファン向けで10歳以上を対象とする「日本のアニメーション(一般向け)」の販売用が4.7%の減少で、全体の減少率より小さかった。一方で9歳以下対象の「日本の子供向け(アニメーション)」は6億1400万円(19.5%)と落ち込みが大きかった。
またこれまで落ち込みの厳しかった「日本のアニメーション(一般向け)」のレンタル店用が2.3%増の26億7700万円と上昇に転じている。期間中は大ヒット映画『天気の子』などの作品が発売されている。
「海外のアニメーション(一般向け)」が164.2%増と急伸して24億1500万円になったのはサプライズである。期間中には『アナと雪の女王2』の発売があった。販売枚数で他作品を大きく引き離す本作が売上げに大きく貢献したとみてよいだろう。