国内ビデオソフト売上高1000億円割れ 日本アニメは270億円で前年比6%増

ファイナンス決算

 日本国内のDVDやブルーレイなどの映像ビデオソフトの売上減少トレンドが続いている。一般社団法人 日本映像ソフト協会が会員各社の発売・販売する作品の売上をまとめた2024年年間の国内のビデオソフト総売上高は973億6900万円だった。
 前年(2023年)の1152億円から15.5%減少、1000億円の大台割れとなった。2017年の2000億円台割れから6年でマーケットが半減したことになる。動画配信視聴の普及により個人での購買、またレンタル店での需要も落ちていることが理由とみられる。

 ジャンル別売上高では、「音楽(邦楽)」が全体の42.7%大きな割合を占める。10歳以上を対象とした「日本のアニメーション(一般向け)」が26.9%で2位。3位は「日本のTVドラマ」(7.4%)、4位は「邦画(TVドラマを除く)」(6.2%)、5位が「洋画(TVドラマを除く)」。
 全体の31.0%をDVDが占めており、ブルーレイは69.0%と占有率を引き続き拡大しているが、売上高自体では共に前年比でマイナスだ。また個人向け販売用が896億9800万円で、レンタル店用の64億7100万円を大きく上回る。

 日本映像ソフト協会の区分では、アニメーションは「日本のアニメーション(一般向け)」「日本の子供向け(アニメーション)」「海外のアニメーション(一般向け)」「海外の子供向け(アニメーション)」の4つに分かれて計上されている。
 この4つの合算は284億7800万円と前年の268億円より6.1%増加した。全体が伸び悩むなかで3年ぶりの反転になった。2024年には劇場でも大ヒットした映画『THE FIRST SLAM DUNK』の売上が全体を大きく牽引したことが理由だ。

 海外作品を除いた日本アニメだけでは、売上高は270億3800万円と前年比6.7%増。またさらにそこから9歳以下向けの子ども作品を除いて一般向けだけに絞ると260億1700万円。
 「日本のアニメーション(一般向け)」だけで、アニメーション全体の9割以上を占める。アニメーションの映像ビデオソフトは、このジャンルによって支えられていると考えてよいだろう。

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