「銀魂」新作エピソード、2021年dTV で独占配信

銀魂 新作アニメ特別編

 バンダイナムコピクチャーズは、人気マンガ『銀魂』を原作とするアニメシリーズの新作エピソードを制作する。2021年公開予定の劇場版に連動した内容で「新作アニメ特別編」としてタイトルは未定、映像プラットフォームdTVでの独占配信を予定する。2020年6月20日に発表した。
 劇場映画は2021年の早い時期に公開としているが、配信エピソードも2021 年早めの時期リリースとしているが今回の発表では詳細はなく、また作品の長さなども明らかでない。今後の告知を持つことになる。

 『銀魂』は空知英秋が「週刊少年ジャンプ」に連載していた人気マンガを原作に2006年に初アニメ化。シーズンを重ねながら2018年まで300話以上が制作されている。地上波テレビで放送されてきた。2010年に『新訳紅桜篇』、2013年に『完結篇 万事屋よ永遠なれ』と2度にわたり劇場映画化が製作され、いずれも大ヒットになった。
 原作は2019年に完結したが新たな劇場映画製作発表されており、それが今回の新作エピソードと連動する。
アニメーション制作のバンダイナムコピクチャーズは、2015年4月より大手アニメ会社サンライズより分社化した。『アイカツ!』『バトルスピリッツ』『TIGER & BUNNY』などの代表作がある。

 今回の発表で注目されるのは、dTVの独占配信タイトルになったことである。近年、アニメファンの番組視聴で配信利用が広がるなかで、配信プラットフォームの独占配信タイトルも増えている。
 しかしその多くはNetflixやクランチロールなどの外資系プラットフォームによるもので、日本のプラットフォームの存在感は低い。国内サービスでは『クレヨンしんちゃん』など既存の人気作品のスピンオフや、劇場映画公開に合わせたプロモーションも視野に入れた新作エピソードなどが中心になっている。今回も。そうしたプロジェクトのひとつとなっている。

「銀魂 新作アニメ特別編」(タイトル未定)
https://video.dmkt-sp.jp/ft/s0007147
2021 年早めdTVにて配信
製作:銀魂製作委員会 アニメーション制作:BN Pictures

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