「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」 BS朝日でゴールデンタイム復帰、金曜19時~

「ドラえもん」

 2019年秋にゴールデンタイムでの放送を終了し、週末夕方に放送枠を移動した『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』が再びゴールデンタイムに戻ってくることになった。チャンネルはテレビ朝日系の地上波放送ではなく、BS朝日になる。4月3日からの金曜19時から20時が放送時間になる。
 現在のテレビ朝日系の土曜日16時半からの『クレヨンしんちゃん』、17時からの『ドラえもん』の枠も維持されるから週2度の放送となる。金曜日の放送は土曜日から6日遅れのエピソードだが、メディアの違いも含めると視聴者数と視聴層拡大への貢献が期待出来そうだ。

 『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』は共に国民的なキャラクターで、日本を代表するアニメである。しかし近年のテレビアニメ視聴率漸減傾向を受けて、これまでの金曜日19時~20時のゴールデンタイムからの撤退余儀なくされた。これによりファミリー・キッズアニメの最後のゴールデンタイムの大型放送枠がなくなったとして話題になった。さらに新しい放送枠では従来に較べて視聴率が半減し、作品認知度の維持が課題になっていた。
 今回のBS朝日での放送は、これを大きくサポートするものになる。衛星放送は現在、格段に多くの家庭で視聴されるようになっており、ほぼ日本全国をカバーする。長年親しまれてきた金曜日19時~20時枠であれば視聴者にも馴染みやすい。地上波テレビに較べて衛星テレビでは放送枠が確保しやすく、今回に限らずアニメ番組でBS放送を重視する傾向はますます強まっている。

 さらに今回注目すべきは、放送の番組スポンサーを新興のエンタテイメント企業であるブシロードがすることだ。ブシロードはキッズ向けからヤングアダルト向けまで幅広いコンテンツを取り揃えるが、キッズ層への自社コンテンツの認知度アップにつながるだろう。
 ブシロードはこの他に、同じ金曜日の20時から1時間枠で『ワールドプロレスリングリターンズ』を放送する。こちらは1986年9月以来、 約34年ぶりのゴールデンタイムへの復帰となる。こちらも地上波の「ワールドプロレスリング」と連動し、さらに地上波未公開部分も含めた内容になる。若い世代へのプロレスアピールに一役買いそうだ。

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