「ULTRAMAN」「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」など VFX-JAPANアワード最優秀作品賞

アワード/コンテスト

 一般社団法人VFX-JAPANは、2020年3月2日に「VFX-JAPANアワード2020」の最優秀賞を発表した。「VFX-JAPANアワード」は、前年の様々な映像ジャンルからVFXにおいて顕著な成果を残した作品を顕彰している。今回で8回目となる。
 2020年はまず7部門から25作品を選出、そしてこの中からさらに各部門から1作品ずつ最優秀賞が会員投票により決定した。

 このうち劇場公開アニメーション映画部門は『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が、TV・配信番組 アニメCG部門は『ULTRAMAN』が、最優秀賞に選ばれた。いずれも2019年を代表するCGアニメーションの大作である。
 『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は、人気ゲームシリーズのなかでもとりわけ評価のタイトルをフルCGでアニメ化した。制作は白組とロボットが担当している。白組は2015年の『STAND BY ME ドラえもん』に続く最優秀賞になる。
 このほか劇場アニメーション映画部門では『天気の子』、『海獣の子供』、『HELLO WORLD』が優秀賞になっている。いずれも映像もテーマも異なっており、2019年のアニメーション映画とCGの関係の多彩さを占めしている。

 2020年は前年までの「テレビ番組 アニメCG部門」と「テレビ番組 VFX部門」は、今年から「TV・配信番組 アニメCG部門」と「TV・配信番組 VFX部門」名称変更している。それはTV・配信番組 アニメCG部門の受賞作が『ULTRAMAN』であることも理由にありそうだ。
 『ULTRAMAN』は特撮の金字塔『ウルトラマン』のその後を舞台にしたマンガを原作に、CGアニメーションとした。現代的な舞台と最新技術が目を惹く。制作はプロダクションI.GとSOLA DIGITAL ARTSである。スタート当初はNetflix独占タイトルとしてテレビ放送をしなかったため配信番組となる。配信向けオリジナル番組の制作が増え、影響力が増しているのも反映した。こちらは『さらざんまい』と『ノー・ガンズ・ライフ』を優秀作品に選んでいる。

 このほか劇場公開実写映画部門は『アルキメデスの大戦』、TV・配信番組VFX部門は『NHK スペシャル 「恐竜超世界」』、ゲーム映像部門は『モンスターハンターワールド:アイスボーン』、CM・プロモーションビデオ部門は『森ビル ブランドムービー|DESIGNING TOKYO』、先導的視覚効果部門は『RWC2019 自由視点映像群』がそれぞれ最優秀賞に輝いた。
 例年は優秀賞の受賞者を招いた表彰式を開催し、その場で最優秀賞が発表されてきた。しかし今年は新型コロナウィルスの感染拡大、感染予防から表彰式は開催されなかった。公式サイト上のみの発表になっている。

【VFX-JAPANアワード2020最優秀賞】
■劇場公開アニメーション映画部門
『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』
■TV・配信番組 アニメCG部門
『ULTRAMAN』
■劇場公開実写映画部門
『アルキメデスの大戦』
■TV・配信番組 VFX部門
『NHKスペシャル「恐竜超世界」』
■ゲーム映像部門
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』
■CM・プロモーションビデオ部門
森ビル ブランドムービー|DESIGNING TOKYO
■先導的視覚効果部門
森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス

【VFX-JAPANアワード2020最優秀賞】
■劇場公開アニメーション映画部門
『天気の子』
『海獣の子供』
『HELLO WORLD』
■劇場公開実写映画部門
『キングダム』
『翔んで埼玉』
『Diner ダイナー』
■TV・配信番組 アニメCG部門
『さらざんまい』
『ノー・ガンズ・ライフ』
■TV・配信番組 VFX部門
『東京リボーン タイトルシーケンス』
『いだてん』
■ゲーム映像部門
『チームソニックレーシング』プロモーション映像
『ジャンプフォース』
■CM・プロモーションビデオ部門
SK-II |ピテラ™の伝説、再び
GUNBIT
三井のオフィス TVCM「OFFICE ZOO」篇
■先導的視覚効果部門
NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり
THE PEAK
RWC2019 自由視点映像群

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