アニマックスがeスポーツに進出、賞金総額500万円の大会主催

「e-elements」

 アニメ専門放送チャンネルを運営するアニマックスブロードキャスト・ジャパンが、異業種のイベントに進出する。その意外な進出先は、現在急成長分野として注目されるeスポーツである。
 2020年2月21日、アニマックスはeスポーツを軸にした新プロジェクト「e-elements」を発表した。その第1弾として「League of Legends Spring Cup 2020」決勝トーナメントをアニマックスが主催する。会場は東京・渋谷のヨシモト∞ホール、賞金総額500万円をかけて4月11日に実施される。

 eスポーツはコンピューターゲームの対戦をスポーツとして捉えたもので、2010年代に世界的に広がっている。ゲーム対戦を観客が鑑賞・応援したり、競技者に賞金が出ることも多い。
 今回アニマックスの大会で取り上げられるゲームタイトル『League of Legends』は、競技では最もメジャーなタイトルのひとつだ。国内では『League of Legends』を中心に「League of Legends Japan League」が組織されている。こちらはライアットゲームズが主催し、日本公式リーグを設けている。

 アニマックスにとってはゲームとこれまでの事業からやや離れた分野になる。しかし『League of Legends』は日本以外ではとりわけ支持が大きく、個性たっぷりなキャラクターたちは日本アニメファンの間でも人気が高いとされている。既存のユーザーとの相性も悪くない。
 今回の発表では言及されていないが、大会を放送コンテンツとして活用することも可能だろう。今後アニマックスがeスポーツとどのような関係を探るのか注目される。

ANIMAX e-elements “League of Legends Spring Cup 2020
https://e-elements.jp/lolsc2020/
主催: アニマックスブロードキャスト・ジャパン
大会協力: 吉本興業、プレイブレーン

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 第2回新潟国際アニメーション映画祭
     今年3月に初開催されて話題を呼んだ新潟国際アニメーション映画祭が、2024年3月に第2回を迎える。…
  2. 『いきものさん』© 和田淳・ニューディアー/東映アニメーション
    『いきものさん』の製作で多くの人が驚いたのは、東映アニメーションがそれを担当することだろう。世界的な…
  3. MIFA東京都ブース2023
     東京都がこの10月、11月に、アニメーション分野で海外進出を目指す企業や個人事業主に向けた連続セミ…
ページ上部へ戻る