バンダイナムコホールディングス(HD)は2月6日、自社を含むグループ主要各社の2020年4月1日付の取締役人事を発表した。とりわけ注目されたのは持株会社バンダイナムコHDでバンダイ代表取締役社長の川口勝氏が、取締役副社長に昇格したことだ。
川口氏は1983年にバンダイに入社、その後もバンダイでキャリアを重ね、2015年8月に上野和典氏を引継いで同社の社長に就任した。これまではバンダイナムコHDの非常勤取締役であったが、今後は取締役副社長としてグループ全体の経営の一翼を担う。バンダイの社長も当面は兼任するとみられるが、バンダイナムコHDの代表取締役社長・田口三昭氏を支えることになる。
主幹会社5社のなかでは代表取締役の交代はなかったが、配信プラットフォーム運営・ファンクラブ事業のバンダイナムコライツマーケティングの代表取締役社長が交代になる。現バンダイ常務取締役垰義孝氏が、4月1日付で就任する予定だ。
また映像・音楽事業のバンダイナムコアーツでは、常務取締役の河野聡氏が専務取締役に昇格する。河野氏は旧バンダイビジュアルの出身。