Flying Ship Studioが米国企業と新作企画で提携 あにめたまご発の「キャプテン・バル」


 CGアニメを得意とするFlying Ship Studio(フライングシップスタジオ)が、米国のアニメーション会社Verité Entertainmentと共同事業に乗り出す。2019年10月12日からフランス・カンヌで国際番組見本市MIPJunior/MIPCOMがスタートしたのに合わせて、現地で発表された。
 両社は協力してFlying Ship Studioが開発したオリジナルアニメ『キャプテン・バル』のテレビシリーズ制作を目指す。5歳から9歳の子どもをターゲットにしたコメディ番組だ。
 Veritéはロサンゼルスの本社とバンクバーにスタジオを持つ独立系のアニメーションスタジオで、特にポストプロダクション分野を得意としている。現在は独自のコンテンツ開発も進めており、その中でFlying Ship Studioとの提携を決めた。
 今回の提携ではFlying Ship Studioがアニメーション制作をし、Veritéはその英語を制作する。両社はグローバルマーケットに向けたピッチとプリセールをする。

 Flying Ship Studioは2012年に設立、東京・中野にあるCGスタジオだ。これまではCMや劇場アニメ、テレビシリーズのCGパートを担当することが多かった。
 一方、近年は制作体制をさらに整え、また自社オリジナルの作品に取り組んでいる。今回提携が決まった『キャプテン・バル』は、文化庁の若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご2019」の一環としてまずパイロット版を制作した。そのパイロット版を見たVeritéが、作品を気に入ったことが今回のきっかけとなった。

 Flying Ship Studioは、2019年の東京都によるフランス・アヌシーの国際アニメーション見本市MIFA2019出展支援プログラムにも参加している。この際はストップモーションのようなルックのCGアニメ『チルタとチャンルラ』をピッチした。
 中堅規模のスタジオながら積極的な海外向けのプロモーションが、ビジネスの拡大に結びついたかたちだ。

Flying Ship Studio(フライングシップスタジオ)
https://www.flyingship.co.jp/

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