カルチュア・エンタテインメントが映画企画に進出 第1弾は実写「ReLIFE」

実写「ReLIFE」

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が映画製作に本格進出する。グループ会社で出版やコンテンツ事業を担当するカルチュア・エンタテインメントが、「カルチュア・エンタテインメント」ブランドでは初となる映画企画を発表した。
2017年4月15日に松竹系で公開する『ReLIFE』を企画する。主演は映画『四月は君の嘘』やテレビドラマ『監獄学園-プリズンスクール-』『南くんの恋人〜my little lover』などで相次いで主役を演じた中川大志、それに平祐奈である。マンガファンにアピールする配役となっている。

カルチャア・エンタテインメントは、TSUTAYAやCCCマーケティングと並ぶCCCの中核3事業のひとつ。2014年のCCCの大規模なグループ再編で誕生した会社で、出版やコンテンツ事業を担当している。中間持株会社の役割も持っており、復刊ドットコム、美術出版社、アース・スター エンターテイメント、さらに音楽や映像制作、ウェブコンテンツなどの数多くの子会社を持つ。
映像事業ではこれまで洋画・邦画の買付、劇場公開、映像ソフトの発売、さらに配信など幅広い事業を手がけてきたが製作は手薄であった。今回はここに進出する。CCCのグループ力を活かしたプロモーションや関連商品との連動でビジネスを広げる。『ReLIFE』の後にも、年に1本から2本の映画企画を目指す。

今回映画化される『ReLIFE』は、マンガアプリcomicoの代表作である。1巻から6巻まで発売されている単行本は、マンガアプリ発のマンガとしては異例の累計140万部にも達した。2016年7月にはテレビアニメ化もされ、さらに舞台かも決定している。実写映画化は、これらに続くメディア展開だ。
原作マンガはカルチュア・エンタテインメントの子会社であるアース・スター エンターテイメントが発行している。そうしたつながりも、今回のカルチュア・エンタテインメントによる映画企画につながったようだ。
また映画制作を手掛けるC&Iエンタテインメントは2011年にCCCのグループ会社となり、現在はカルチュア・エンタテインメントの子会社である。企画にあたっては、プロダクションも自社グループで固める。

TSUTAYAの店舗をはじめリテールでは強みを発揮するCCCだが、コンテンツを生み出す点では現状はやや力不足だ。映画企画進出には、この部分を強化したいとの狙いもありそうだ。
カルチュア・エンタテインメントは、2016年2月にはU-NEXT、マイシアターD.D.と映像企画・製作のカルチュア・ネクスト・プロダクションも共同設立している。映画を作ることへの本気度はかなり高い。

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