『ゆるゆり』や『干物妹!うまるちゃん』などの人気アニメの制作でお馴染みの動画工房が、自社の版権事業の拡大に積極的に取り組んでいる。大手書籍チェーンの丸善ジュンク堂書店と手を組んでイベントを開催、さらにそこで自社キャラクターのプロモーションを組み合わせる。
2019年3月5日よりまずジュンク堂書店名古屋栄店のギャラリースペースにて「版権事業部presents動画工房展」を開催。3月17日の終了後は23日より内容を替えて大阪のMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店に3月31日まで実施する。
近年、アニメ作品の展覧会、展示会イベントなどは盛んだが、アニメスタジオが自ら書店と協力することは多くない。アニメスタジオの新たな事業として注目される。
企画展示の内容は、まず動画工房がアニメーション制作を手がけた複製原画パネルの展示となる。名古屋では『干物妹!うまるちゃん、大阪では「刀剣乱舞‐花丸‐」シリーズにフォーカスする。さらに関連グッズの販売と、ファンにはうらしいイベントだ。
さらにイベントの特色は、ドウガコウボウのオリジナル作品のプロモーションが組み合わせられていることだ。同社がオリジナルコンテンツとして取り組む『BREETSCHLAG』を紹介する。
『BREETSCHLAG』は、藤真拓哉がキャラクターデザインを手がけた少女・華月せいらが活躍する魔法バトル作品。2014年より動画工房が、グッズなどで展開してきた。
今回は『BREETSCHLAG』のVR体験会を会場で実施する。さらに会場で商品を購入すると冊子を、丸善ジュンク堂書店のデジタルサービス「honto」に会員登録するとオリジナルスマートフォン壁紙とオリジナルブックカバーをプレゼントする。『BREETSCHLAG』の認知度向上を目指す。
「版権事業部presents動画工房展」
3月5日(火)~3月17日(日)
ジュンク堂書店 名古屋栄店 B2Fギャラリースペース
3月23日(土)~3月31日(日)
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 2F下りエスカレーター踊り場特設会場