丸善CHIホールディングス第3四半期前期並み 文教事業堅調も、店舗・ネット事業苦戦

ファイナンス決算

丸善CHIホールディングスは、2016年12月13日に2017年1月期第3四半期の決算を発表した。連結売上高は1333億円(0.9%増)、営業利益は18億1000万円(3.1%増)、経常利益は17億3000万円(1.4%減)、純利益は10億600万円(9.4%減)とほぼ前年同期並みとなった。
丸善CHIホールディングスは書籍の流通・販売・サービスを中心とする持株会社で、丸善、ジュンク堂、丸善雄松堂、電子書店honto、さらに図書館流通センタ―や出版事業などを統括する。第3四半期決算は全体では前年並み、黒字確保となったが、事業ごとにでは明暗が分かれている。

好調だったのは、図書館や大学、研究機関向けのデータベースやソリューションを提供する文教市場販売事業である。公共図書館向け書籍販売が順調だったほか、教育・研究施設や図書館などの設計・施工受注が多かった。売上高は482億1400万円(1.9%増)、営業利益は24億6900万円(61.8%増)と利益の改善が貢献した。
図書館運営の受託を中心とした図書館サポート事業は、受託件数が1091館から1208館と117館増加した。売上高は10.3%増の169億8500万円と増加したが、他社との競争による利益率の低下で営業利益は14億7200万円の1.5%減である。

一方、厳しかったのは店舗・ネット事業である。売上高は541億2300万円と2.4%減、営業損失が7億9700万円と前年同期比の2億4600万円から拡大している。新規出店による費用増加が影響した。
出版事業は売上高31億900万円(3.7%減)、営業利益は、1400万円(93.2%減)である。専門書や児童書、図書館向け書籍などを刊行した。
丸善CHIホールディングスの事業は、書店、大学向け、図書館の3つもコアから構成される。現状では書店収益力が課題となっている。今後は、書店分野の成長戦略がより求められるそうだ。

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