AnimeJapan 2024 ビジネスデイのリアル開催5年ぶり復活、東京ドームシティで2日間

AnimeJapan 2024

 アニメ総合イベント「AnimeJapan」の2024年開催は、ビジネス面でも本格的なコロナ禍明けとなりそうだ。同公式サイトによれば、2024年3月の「AnimeJapan 2024」ではビジネスデイのリアル開催を実施する。ビジネスデイのリアル開催は2019年3月が最後で、5年ぶりの復活となる。
 日程はファン向けのパブリックデイ3月23日(土)、24日(日)に続く、25日(月)と26日(火)の2日間を予定する。またビジネスデイの会場は今回初めて東京ビッグサイトを離れて、東京・文京区後楽園の東京ドームシティ プリズムホールになる。ここに出展ブースを設けて、フェース・トゥ・フェースの商談が行う。

 「AnimeJapan」は、それまであったふたつの大型アニメイベント「アニメコンテンツエキスポ」と「東京国際アニメフェア」の後を受けて2014年にスタートした。総合アニメイベントとしては、国内最大級を誇る。
 ファン向けの出展ブースやイベント、ステージのほか、2015年からは国内外のアニメビジネス関係者が商談をするビジネスエリアも設けてきた。新たなアニメビシネスを目指す企業をはじめ、広く利用されてきた。

 しかし2020年に起きたコロナの世界的な流行で、2020年はAnimeJapan全体が開催中止、2021年以降はオンランイン開催に移行していた。ファン向けのパブリックデイは2022年よりリアル開催が復活していたが、ビジネスデイは2022年、2023年も引き続きオンライン開催であった。
 オンラインミーティングが発達した現在は、必ずしもリアルに会わなくてもビジネスを進めることは可能だ。しかしコロナ禍明け後は、やはりリアルなコミュニケーションの重要さを指摘されることが増えている。特に海外のアニメ関係者は、AnimeJapanに合せて来日するケースも多かった。ビジネスデイに情報交換や交流のハブの役割が期待される。

 ビジネスデイには出展ブース、商談・マッチング、アニメビジネスコンシェルジュなどが設けられ、2019年以前のやりかたが踏襲される。パブリックデイ2日間の後にビジネスデイ2日間とのスケジュールも2019年と同じだ。
 一方で大きな変更点もある。会場が臨海副都心から都内の中心地である後楽園に移ることである。ふたつ会場は離れるが、もともと参加者の属性は大きく異なっていた。ビジネスミーテイングだけであればむしろ足回りのよい都心の選択は悪くはない。ビジネスデイ復活と共に新たな挑戦となる。
 AnimeJapan実行委員会では、11月よりすでに出展企業の募集を開始している。申込み締め切りは年明け1月12日、その後は出展説明会も実施する。

AnimeJapan 2024  https://www.anime-japan.jp/

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