アニメ業界の人材不足が叫ばれるなか、関係企業の地方進出が活発化している。なかでも台風の目となっているのが京都である。
地元に複数の芸術系大学があるほか、関西地区には専門学校も多く、人材確保に優位なためだ。また古くから独立系のアニメーション会社の京都アニメーションが立地していることも影響していそうだ。近年は東京に本社を持つアニメ企業が、京都にスタジオを設立する動きが活発だ。
しかし歴史の浅いスタジオが多いため、業界就職志望者にもまだその存在や仕事がよく知られていないケースが多い。そこで近年新設されたスタジオ5社が集まって合同就職説明会が開催されることになった。
2019年2月24日(日)、京都クロスメディア推進戦略拠点とNPO法人AEYACが協力して「アニ・ジョブ京都2019」を実施する。参加企業はGAINAX京都、グラフィニカ、サンジゲン、マジックバス、ライデンフィルム京都スタジオ。今年で第3回目となるが、今回は会場を大阪・梅田のグランフロント大阪とする。京都だけでなく広く関西から人材を求める。
参加企業は京都での設立は近年ながら、すでに東京で実績を築いている企業が多い。『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』や『ブブキ・ブランキ』のサンジゲン、『十二大戦』のグラフィニカはCGが中心、ライデンフィルム京都スタジオは手描きと、5社ながら個性もたっぷりだ。最も古いサンジゲンとライデンでも2012年、マジックバスは今年スタートである。
当日は5社による合同就職説明会のほか、アニメ関係者によるキャリアセミナーも予定する。学生だけでなく、転職希望者も参加可能だ。参加費は無料だが事前申し込みが必要で、定員160名に達し次第締め切る。
アニ・ジョブ京都2019
http://crossmedia.kyoto/seminar_event/20190224
2019年2月24日(日)9:45~16:15
グランフロント大阪北館タワーB10階
ナレッジキャピタルカンファレンスルームタワーB RoomB02
参加費:無料