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アニメスタジオMAPPA、キャラグッズ自社企画・製作に進出 第1弾「ゾンビランドサガ」
- 2019/1/25
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人気作を次々に送り出す注目のアニメスタジオが新しいチャレンジをする。東京杉並区にあるアニメ会社MAPPAがキャラクターグッズの自社企画・製作に乗り出すことわかった。自社が手がける作品を題材に、フィギュアやぬいぐるみなどの商品企画と製作をする。
第1弾は2018年10月から12月にテレビ放送され大人気となった『ゾンビランドサガ』。作中に登場するゾンビになってご当地アイドル活動をする源さくら、水野愛、紺野純子の3人をスケールフィギュア化、さらに作中でマスコット的な存在のロメのぬいぐるみを開発した。
ぬいぐるみは、フリューが運営するホビー商品のECサイト「F:NEX(フェネクス)」で完全受注生産する。1月25日に受付を開始した。同日から東京・池袋パルコでスタートしたMAPPAの企画展覧会「MAPPA SHOW CASE」でサンプル展示もしている。
一方でキャラクターフィギュアの詳細は、今後発表としている。この冬にとりわけ人気の高かった作品だけにファンからの注目は高そうだ。
MAPPAは2011年設立と、数あるアニメスタジオのなかでも新興と言っていい存在だ。しかし、スタート当初より『坂道のアポロン』、『残響のテロル』など注目作を手がけてきた。
丁寧な作画と映像に定評があり、短期間で次々と話題作が飛び出している。『ユーリ!!! On ICE』、『賭けグルイ』、『BANANA FISH』といった作品が並ぶ。さらに数々のアワードを受賞した映画『この世界の片隅に』もMAPPAの作品だ。
作品で確かな実績を重ねる一方で、その二次展開も積極的だ。1月25日からスタートしたスタジオブランドを冠した企画展「MAPPA SHOW CASE」もそのひとつ。
現在、アニメ業界は空前の激動期にはいったとされる。そのなかでアニメスタジオは自社で権利を活用していく必要があるとも言われる。しかし多くのスタジオはそうした商品化などのノウハウは少ない。そうしたなかで、MAPPAのスタジオ自身によるキャラクターグッズの取り組みは関心を集めそうだ。
すでに第2弾として現在テレビ放送中の『どろろ』の商品化も予定している。こちらは百鬼丸をスケールフィギュア化する。今後さらなる展開が注目される。