世界各地から67作品、新千歳国際アニメーション映画祭がコンペティションのノミネート発表

新千歳空港国際アニメーション映画祭2016

国際空港で開催される国際映画祭、そんなユニークなかたちで始まった新千歳国際アニメーション映画祭が3回目を迎える。今年も11月3日から6日までの4日間、北海道の新千歳空港ターミナルビルのソラシネマちとせ、センタープラザなどに国内外から多彩な作品が集まる。
映画祭が卓越しているのは会場だけでない。ジャンルも国境も超えるボーダレス感覚が、ここならではの特徴だ。チッコの巨匠ヤン・シュヴァンクマイエル監督の『アリス』があるかと思えば、一大ムーブメントを巻き起こしたアイドルアニメ『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』の応援上映もある。宮崎駿監督の『風立ちぬ』はまさかの爆音上映、さらにアヌシー国際アニメーション映画祭長編部門でグランプリの『エイプリル・アンド・ザ・エクストラオーディナリー・ワールド』や、インドネシアの2D作品『バトル・オブ・スラバヤ』と縦横無尽だ。幅広い映画ファンが楽しめそうだ。

とは言え、やはり映画祭の華となるのは、コンペティションである。新千歳では、インターナショナルコンペティション、インターナショナルコンペティション ファミリー、日本コンペティション、ミュージックアニメーションコンペティションの4つに分けてアワードを競う。
そのノミネート作品が、このほど発表された。応募総数は過去最大の1232作品、66ヵ国・地域から寄せられた。開催3回目としては、相当な数と言っていいだろう。すでに海外から認知度も高まりつつある。

コンペインしたのは、インターナショナルコンペティションが36作品、インターナショナルコンペティション ファミリーが9作品、日本コンペティションが9作品、ミュージックアニメーションコンペティションが13作品である。新しい映画祭ならでは、世界の最先端を目指した感性も光るラインナップだ。
日本や米国、フランスなどは勿論、ヨーロッパ各国、メキシコ、レバノン、チリ、コスタリカなど多様な国からの作品が並ぶ。韓国、中国、シンガポール、台湾など東アジアの作品が多いのは、日本の土地柄かもしれない。

コンペティション作品には、ザグレブ国際アニメーション映画祭でグランプリの折笠良の『水準原点』、広島国際アニメーションフェスティバルでグランプリに輝いたばかりのDahee Jeongの『The Empty』などもある。日本からは折笠良以外に、『サティの「パラード」』(山村浩二)、『SOLITARIUM』(榊原澄人)、『私には未来がある』(大内りえ子)も挙がった。
さらにインターナショナルコンペティション ファミリーには、『こにぎりくん』(宮澤真理)。ミュージックアニメーションコンペティションは、5作品が日本からだ。『Cumhur Jay ”On & On”』(谷口暁彦)、『夜明け前のレゾナンス』(百舌谷)、『Meishi Smile “Belong』(前田結歌)、『Olga Bell – ATA』(橋本麦)、『するれありすもす』(KEBLUJARA)である。

新千歳空港国際アニメーション映画祭 2016 
http://airport-anifes.jp/competition/nominate/

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