東映アニメーションは、東京練馬区の大泉スタジオに隣接して「東映アニメーションミュージアム」をオープンする。公式サイトも開設され、2018年7月28日からのオープンを発表した。
ミュージアムは、60年以上の歴史を持つ東映アニメーションがこれまで製作してきた作品や、これからの作品を紹介する場所になる。常設展示、企画展示、ショップなどから構成される。
入館は無料で、10時~17時まで開館(最終入館は16時30分)。毎週水曜日とそのほかに定休日が設けられる。
公式サイトによれば、常設展示では映像による作品紹介、設定や原画・セル画などの作品資料の展示がされる。さらに中庭が設けられ、そこでもクリエイティブを体験できる。
企画展の第一弾は「プリキュアあそべるひろば」となる。フォトスポットや玩具体験、大きなパズルなどが設けられる。ショップでも企画展に連動してプリキュアグッズが多く用意される。
東映アニメーションは、1948年設立、1956年創立と国内アニメ製作会社として最も長い歴史を誇る。今回ミュージアムが設けられる練馬区東大泉には、1957年に大型スタジオが作られた。
2003年に作品とアニメーション制作を伝える場として、その一角に「東映アニメーションギャラリー」が開設した。2014年に大泉スタジオが建替えられる際にギャラリーは閉館したが、今回はミュージアムとして再開する。
現在、日本のアニメは国内外で人気が高いが、文化として作品や歴史、制作工程を知ることのできる施設は杉並アニメーションミュージアム、三鷹の森ジブリ美術館など数少ない。
東映アニメーションミュージアムは、そうしたなかでとりわけアニメ業界でも珍しい企業ミュージアムとなる。オープン後はファンの人気を集めそうだ。
東映アニメーションミュージアム
https://museum.toei-anim.co.jp/