グリー、ブシロードの株式約10%を取得 資本業務提携でゲームアプリを共同開発

グリーとブシロードが提携

SNSサービスの大手グリーが、キャラクタービジネスの有力企業ブシロードと資本業務提携をする。9月15日、両社から発表され、同日から千葉・幕張メッセで始まった東京ゲームショウ2016では記者発表会も開催された。
資本業務提携にあたりブシロードは、グリーを引受先とする第三者割当増資を実施する。グリーは株式保有比率10%強を約20億円で取得する。ブシロードの企業価値は時価総額でおよそ200億円と算出されたことになる。
両社はアプリの共同開発やコンテンツビジネスでの広範囲な協業をする。IPコンテンツを活用したスマートフォン向けゲームアプリの開発などを視野に入れている。今回の発表に先立つ14日には、すでに人気テレビアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』をテーマにしたスマートフォン向けゲームアプリ「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」をブシロードとグリーの全額出資子会社ポケラボで共同開発することも明らかにされている。

ブシロードは2007年にトレーディングカードゲーム開発・発売をする会社として、ブロッコリーの創業者としても知られる木谷高明氏が設立した。ファンのニーズを巧みに掴み急成長、現在はカードゲームだけでなく、デジタルオンライン、ライブ、イベント、タレントマネジメント、キャラクター展開とエンタエインメント分野を幅広く手掛ける。年間売上高27億円の新日本プロレスも、ブシロードのグループ会社だ。創立から10年経たないが、ブシロードの年間売上高は200億円を超える。
一方でオリジナル新作カードを投入する海外展開、さらにアニメーション制作の有力企業OLMとの事業提携とその勢いは続く。今回のグリーとの資本業務提携で、そうした積極展開はさらに加速しそうだ。グリーから出資される20億円の資金は、これらを支える大きな力になるだろう。

一方グリーは、「ヴァンガード」シリーズなどのヒット作を生み出すブシロードのコンテンツ開発能力や『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』といったキャラクターを活用したゲームアプリのノウハウの共有、活用が期待できる。ゲームアプリの競争が激化するなかで、サプライズではあるが、成功の可能性を秘めた提携となった。

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