日本のアニメスタジオ制作、Disney+「スター・ウォーズ:ビジョンズ」がアニー賞候補

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 アニメーション界のアカデミー賞として知られるアニー賞が、2021年の作品を対象にする第49回のノミネート作品を発表している。今回は長編アニメーション賞(インディペンデント)に日本映画3作品選ばれたことが話題になっているが、テレビ/メディア部門のノミネートでも見逃せない作品がある。
 テレビ/配信のシリーズを対象とするこの部門の一般向け作品として、『スター・ウォーズ:ビジョンズ』「The Duel」が挙がった。他の候補作品はNetflixオリジナルの『アーケイン』と『Love, Death + Robots』、『トゥカ&バーティー』、20世紀TVの『ボブ・バーガー』の4作品。2月26日にロサンゼルスで開催される授賞式では、合計5作品から最優秀賞が発表される。

 『スター・ウォーズ:ビジョンズ』は、ルーカス・フィルムの生み出した「スター・ウォーズ」シリーズからスピンオフした9本の短編アニメから構成されるアンソロジーである。2021年9月より鳴り物入りでDisney+にて独占配信を開始。プラットフォームの目玉のオリジナルタイトルとして話題を集めた。
 大きな特長となっているのは、9本の全てを日本の有名アニメスタジオが制作していることである。制作に参加したのは神風動画、スタジオ・コロリド、ジェノスタジオ、トリガー、キネマシトラス、プロダクション I.G、それにサイエンスSARUだ。今回ノミネートされた「The Duel」は、神風動画が制作している。

 アニー賞のテレビ/メディア(旧テレビシリーズ)部門(一般向け)では、これまでに日本のCGスタジオのポリゴン・ピクチュアズが制作した『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』が2011年に、『トロン:ライジング』が2013年にノミネートされている。しかしいずれも監督やシナリオ構成は米国側から参加した。『スター・ウォーズ:ビジョンズ』では監督、脚本も日本側からとなっている。
 「The Duel」の制作スタジオ神風動画は『ニンジャバットマン』や『ポプテピピック』が代表作。監督は水野貴信、脚本はベテランの堺三保、音楽は井内啓二が担当した。旅を続ける浪人の男とドロイドが野盗による暴力に苦しむ村人のために戦うことになる日本の時代劇を思わせるモチーフが特徴になっている。

 第49回アニー賞では、TV/メディア部門(未就学児向け)でも、ポリゴン・ピクチュアズ制作の『パンダのシズカ(Stillwater)』がノミネートされている。前年に続き2度目の候補だ。こちらはアップルTV+のオリジナルタイトルである。配信プラットフォームの拡大に合わせて、日本のスタジオの注目される場が広がっている。
 
『スター・ウォーズ:ビジョンズ』
https://disneyplus.disney.co.jp/program/star-wars-visions.html

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