キャラクター事業のブロッコリーの業績が急回復している。7月13日に発表された第1四半期決算では、売上高が前年比72,2%増と急伸し、利益面でも黒字転換に成功した。
第1四半期の売上高は12億3500万円、営業利益と経常利益、当期純利益はそれぞれ1億1800万円、1億1500万円、7000万円である。女性向けに人気の「うたの☆プリンスさまっ♪」の商品販売が牽引した。
なかでもライブや展覧会、舞台などでの関連グッズの販売が、とりわけ好調とブロッコリーは説明している。期間中は、「うたの☆プリンスさまっ♪Shining Masterpiece Show 企画展」、舞台「劇団シャイニング」、「JOKER TRAP」公演、ファンミーティング「Welcome to ST☆RISH world!!」が相次いで実施された。
キャラクター関連コンテンツでは、近年、ライブ・展覧会などのイベントの人気と成長が際立っている。こうしたイベントでは参加チケットの売上に加えて、関連商品の売上げも大きいとされている。ブロッコリーはこうしたトレンドを活かし、自社グッズの販売拡大につなげている。
このほか第1四半期は、ぬいぐるみの「PRINCE CAT」シリーズがヒットになり、「うたの☆プリンスさまっ♪」の関連グッズ売上高が大きく伸びた。またゲームアプリ「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」のロイヤリティも堅調だった。
また他社にライセンスしたぬいぐるみシリーズ「ちゅんコレ」、トレーディングカードゲーム「Z/X -Zillions of enemy X-」の新しいブースターパックも好調だった。
ブロッコリーは第2四半期以降も、積極的なイベントを計画している。グッズ販売の勢いは、今後も続きそうだ。