ソニー・ミュージックレーベルズは、VR(Virtual Reality:仮想現実)の技術と映像を用いたミュージックビデオ(MV)「Don’t be Afraid -Biohazard × L’Arc-en-Ciel on PlayStationVR-」をこのほど制作した。人気アーティストのL’Arc-en-Cielと、こちらも人気のゲーム「バイオハザード」がコラボレーションしたものだ。
L’Arc-en-Cielは、今年で結成25周年を迎える4人組の大物バンド。『Honey』や『Link』『虹』などの多くのヒット曲がある。アニメとのタイアップにも積極的でアニメファンにもお馴染みだ。
今回はL’Arc-en-CieがMVのために「Don’t be Afraid」とタイトルした楽曲を書き下ろした。映像はこの音楽に合わせた。バイオハザード」シリーズの世界観を舞台にL’Arc-en-CielのメンバーがCGデジタルで表現されたキャラクターとして描かれ、ゾンビたちと戦う。新しい音楽と映像の体験とになる。
MVは2016年11月中旬よりソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアが、PlayStation StoreにてPlayStation VR向けに配信する予定。また9月15日(木)から千葉・幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2016」の会場では、先行体験版が出展される。
さらにPlayStation VRの発売日にとなる10月13日には、体験版がPayStationStoreにて先行配信される。VR普及の目玉のひとつとの位置づけだ。
VRは360℃の視覚で体感する映像として、大きく注目されている。エンタテインメントとしては、とりわけゲームやアミューズメトパークの分野で実用化が進んでいる。今後は、映画やアニメーションなどの映像作品、さらに音楽ライブの再現や中継といった場所での活用が期待される。
今回はゲームを切り口に、アニメと音楽ジャンルへも切り込む。VRによって制作されたミュージックビデオはこれまでになかった試みでもあり、話題を呼びそうだ。