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玩具市場、前年度並みの8000億円、「リカちゃん」など定番ブランドがヒット
- 2018/6/6
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2018年6月5日、一般社団法人日本玩具協会は、2017年度の国内玩具市場規模が8000億3600万円であったと発表した。前年度の8024億7200万円から0.3%の減少となる。国内玩具市場は2014年が8087億円、2015年が8000億円。8000億円でほぼ変わらない推移を続けていることになる。
国内玩具市場調査は日本玩具協会会員企業と東京おもちゃショー出展企業の玩具出荷額の希望小売価格をベースに推計している。毎年6月に東京ビッグサイトで開催される大型玩具見本市の東京おもちゃショーに合わせて発表されている。
国内玩具市場は1990年代から2000年代前半にかけて8000億円台から一兆円を推移、たまごっちブームのあった1997年には1兆1000億円を超えた。2005年より低迷期に入り2006年から13年までは6000億円台となっていた。
しかし、近年は大人市場の開拓が進んだこともあり、8,000億円を維持している。少子化が進む中では好調と言っていいだろう。
ジャンル別では、「うまれて!ウーモ」やロボット玩具「COZMO」のヒットのあったハイテク玩具が72億4700万円(52.0%増)、定番人形玩具「リカちゃん」が好調だった女児玩具620億1100万円(5.7%増)などが牽引した。一方でトレーディングカードゲームが伸び悩み875億1500万円(16.2%減)だった。
「リカちゃん」だけでなく、長年の定番ブランド商品が活躍した年でもあった。男児玩具では「トミカシリーズ」、男児キャラクターでは「ベイブレードバースト」や「仮面ライダー 変身ベルト」が好調、知育玩具では、「アンパンマンくみたてDIYシリーズ」や「ドラえもんひらめきパッド」などが好調だった。
また日本玩具協会は玩具市場に集計しないが、玩具周辺分野としてカプセル玩具と玩菓(食玩)の市場も調査している。2017年はカプセル玩具が319億円(15.2%増)、玩菓は432億円(7.7%減)となっている。