「ソラノカナタ」、モンスト新作劇場アニメ10月公開 アニメ制作にCGスタジオのオレンジ

『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』

 スマホアプリゲームで一大ムーブメントを巻き起こす『モンスターストライク』が再び劇場アニメ化される。株式会社ミクシィのXFLAGスタジオは、2018年に新作劇場アニメ『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』の全国公開を発表した。
 シリーズの劇場アニメは、2016年12月の『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』に続く2作目となる。配給は前作に続きワーナー・ブラザース映画が担当する。

 アニメ『モンスターストライク』は、スマホアプリゲームを原作に2015年10月にYouTube独占配信としてシリーズがスタートした。テレビアニメに劣らないクオリティでありながら、テレビ放送をしない大型作品として関心を集めた。
 配信に特化することで10分以下の長さの本編、ゲームとの連動など新しいビジネスの仕組みを多く盛込んだことでも話題なった。劇場アニメ第一作も、シリーズのテレビ放送がないなかでの全国公開とあまりないかたちであった。

 そうしたなかで登場する『ソラノカナタ』は、また新しい作品になる。2つに分裂した東京を舞台に、オリジナルストーリーとキャラクターが展開する。
 また今回注目すべきは、アニメーション制作と監督だろう。シリーズアニメでは、スタジオ雲雀、横浜アニメーションラボ、サンジゲンなどが、劇場第一作ではライデンフィルムがアニメーション制作をしてきた。今回は新たにオレンジがこれを担当する。
 オレンジは日本の有力CGスタジオで、CGアニメを得意としてきた。かねてより高い技術に定評があったが、2017年に初め単独元請けしたテレビアニメシリーズ『宝石の国』の斬新な表現で一躍名をあげた。
 その後の作品が注目されていたが、今度は『ソラノカナタ』で初の劇場映画の元請けに挑む。どんな作品が飛び出すかファンの期待は高そうだ。

 スタッフは、今回は監督の錦織博氏だけが明らかにされた。錦織博監督は、『劇場版 とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟-』や『あずまんが大王』などのヒットメーカー。かねてよりCGアニメに深い関心を寄せてきたが、今回はオレンジというCGのトップスタジオを組むことで、これまでにない映像も期待される。
 作品の詳しい内容やスタッフの詳細は、6月30日に開催されるXFLAGの発表イベント「XFLAG PARK 2018」にて発表する予定だ。

『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』
2018年10月公開予定 配給:ワーナー・ブラザース映画
http://anime-movie.monster-strike.com

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