トムスがプロデュース、「バイオハザード」新作CGアニメシリーズをNetflix配信

BIOHAZARD: Infinite Darkness

 カプコンが生み出した人気ゲーム「バイオハザード」が、3DCGのアニメシリーズになる。2020年9月27日に『BIOHAZARD: Infinite Darkness』の製作が発表され、ティザービジュアルとティザーPVが公開された。
 本作は全編がフル3DCGアニメとなる。「バイオハザード」はこれまでも実写映画、CGアニメ映画と映像化されてきたが、ドラマシリーズとなるのは今回が初である。
 作品のリリースの場は映像プラットフォームの大手Netflixである。2021年に全世界独占で配信をする。グローバルの有力コンテンツ、クリテイテイブを次々に囲い込むNetflixが、世界的に人気なゲームタイトルである「バイオハザード」に手を伸ばした。
 キャラクターの多いシリーズだが、本作ではなかでも人気のレオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドが登場、2人を軸に物語が展開する。

 制作プロデュースは国内大手アニメ会社で『ルパン三世』『名探偵コナン』などでお馴染みのトムス・エンタテインメントが担当する。そしてフル3DCGアニメーション制作は新鋭のQuebicoを起用した。
 Quebicoは2017年に、CGアニメーションで経験の深い宮本佳氏が設立したスタジオだ。独自開発のクラウドベースの制作基盤を活用して国内外のクリエーターとコラボレーションすることで、ハイエンドのフル3DCGアニメーションを実現する。新しい映像制作スタイルも注目すべき点だ。

 「バイオハザード」はこれまでVFXを駆使した6本の実写映画、そして『バイオハザード ディジェネレーション』、『バイオハザード ダムネーション』、『バイオハザード: ヴェンデッタ』のCGアニメ映画が制作されている。
 CGアニメはいずれも日本で制作された。『ディジェネレーション』と『ダムネーション』はデジタルフロンティアが、『ヴェンデッタ』はマーザ・アニメーションプラネットが担当した。Quebicoの宮本佳氏は『ヴェンデッタ』でも制作に参加している。毎回迫力のある映像を実現してきたシリーズだけに、今回もファンの期待が高まる。

『BIOHAZARD:Infinite Darkness』
https://www.netflix.com/biohazard_anime

https://www.youtube.com/watch?v=9gQaF93X36E

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