「スター・ウォーズ」新TVアニメシリーズは日本スタイル 2018年秋、米国放送開始

スタウォーズ レジスタンス(Star Wars Resistance

 ディズニーとルーカス・フィルムが、「スター・ウォーズ」の世界を舞台にした新しいテレビアニメーションシリーズを2018年秋から放送開始すると発表した。タイトルは『スタウォーズ レジスタンス(Star Wars Resistance)』。現在、劇場公開が進行する新しい3部作(エピソード7~9)の直前の時代を描いたエピソードになる。
 First Orderの脅威が拡大する中で、若きパイロットKazuda Xionoがレジスタンスに参加し、First Orderと戦いながら極秘のミッションを成し遂げるものになるという。まず米国のディズニーチャンネルでプレミア放送した後、世界各国のディズニーXDでも放送される。18年末に公開予定のエピソード9を盛り上げる役割も期待されていそうだ。

 日本のファンに注目されるのは、本作のビジュアルに日本アニメのスタイルが取り入れられていることだろう。本作の製作の指揮を執るデイブ・フィローニは、「私たちが長い間考えていてた”アニメ”からインスパイアされたセンスを取りいれた」と、「スター・ウォーズ」の公式サイトで語っている。
 “アニメ”は米国では日本アニメスタイルを意味するもの。実際に今回発表されたビジュアルには、セルタッチのドロイドBB―8と戦闘機が描かれている。これらが実際にどんな映像になって動き出すのか気になるとことだ。
 また今回は空中戦が見どころのひとつとなるという。青い空のビジュアルも、これまでとまた異なったアクションを期待させるのに十分だ。

 「スター・ウォーズ」シリーズのテレビアニメーションシリーズは、これまでも作られている。なかでも代表的なのは、2003年から2014年までカートゥーンネットワークで放送された『スター・ウォーズ クローン大戦』と『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』の2本のシリーズだ。いずれもエピソード2とエピソード3の間の時代に起きたクローン大戦について描いている。
 しかし、2012年にルーカス・フィルムがディズニーに買収されたのに合わせて、「スター・ウーズ」の世界観が再編された。クローン大戦を巡るエピソードは終了し、2014年から新たにエピソード4と5をつなぐ『スター・ウォーズ 反乱者たち』がスタートした。反乱同盟軍の創設前後を描くストーリーである。
 『スタウォーズ レジスタンス』は、さらにこれまで語られなかった時代を明らかにすることになる。3つめのアニメによる大型シリーズを期待させる。

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