Hulu 2017年視聴数ランキング・アニメ1位に「名探偵コナン」、総合8位

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 HJ ホールディングスが運営する映像配信プラットフォームのHulu(日本)が、2017年の視聴者数ランキングを発表した。2017年1月1日から12月31日の一年間に視聴者数の多かった作品をランキングしたものだ。Huluは2017年9月末の段階で155万人(2017年9月末)の有料会員数を持ち、国内有数の規模を誇っている。

 総合1位は、世界的なヒットテレビドラマ『ウォーキング・デッド』だった。日本でも海外ドラマファンから火がついて人気が広がっている。Huluでは2017年2月17日からシーズン7後半の配信を開始し、これがユーザーの視聴を集めた。有料配信サービスらしいランキングとなった。
 しかし1位こそ海外ドラマだが、2位以下は日本のテレビドラマ、バウラエティが人気になっている。特に「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に笑ってはいけないシリーズ」が総合2位と、バラエティが配信番組として支持されていることが判る。
 国内ドラマも『愛してたって、秘密はある。』(3位)、『過保護のカホコ』(5位)、『ボク、運命の人です。』(6位)と上位に名を連ねる。逆に海外ドラマは、『ウォーキング・デッド』以下は20位の『ゲーム・オブ・スローンズ』まで姿を見せない。

 アニメ番組でトップは、テレビシリーズ『名探偵コナン』。総合でも8位にランキングした。高い人気に加えて、HJ ホールディングスの親会社である日本テレビホールディングスのキラーコンテンツとして強力に打ち出していることも理由にありそうだ。5位「アンパンマンチャンネル」、6位『僕のヒーローアカデミア』、10位『HUNTER×HUNTER』もグループのコンテンツと言っていいだろう。
 しかし他局の人気番組も多数ランキングに入っている。2位は『銀魂』(総合12位)、3位『BORUTO -ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』(総合17位)、4位『進撃の巨人』(総合18位)といった具合だ。局系列を超えたライナンップがHuluの強みだ。

 総合ランキング、アニメランキグに共通するのは、いつもテレビで見るような作品が、Huluでも強いことである。個性の強いニッチより、大衆番組が支持されている。そうした作品を万遍なくライナンップするのがHuluの戦略だ。
 一方で、昨今注目されるオリジナル作品の取り組みはまだ弱い。Huluオリジナル番組では『Documentary of Namie Amuro “Finally”』が唯一総合16位に入った。2017年9月に引退を発表したアーティスト安室奈美恵を追ったドキュメンタリーだが、Huluでは大きな新規加入効果があったとしている。
 それでも今後Huluが、既存のテレビ番組・映画を中心にしていくのか、配信オリジナルへの取り組んでいくのかは、まだ方向は充分に定まっていない。外資系ライバル社との差別化も合わせて、今後注目される点だ。

[Hulu年間視聴者数ランキング2017]
■ アニメランキング

1 『名探偵コナン』
2 『銀魂』
3 『BORUTO -ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』
4 『進撃の巨人』
5 『アンパンマンチャンネル』
6 『僕のヒーローアカデミア』
7 『ジョジョの奇妙な冒険』
8 『NARUTO -ナルト- 疾風伝』
9 『3月のライオン』
10 『HUNTER×HUNTER』

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