女子の祭典「アニメイトガールズフェスティバル」来場者数前年比12%増、過去最高の8万6293人

「アニメイトガールズフェスティバル2017(AGF2017)」

 アニメやゲーム、小説、コミックといったポップカルチャー分野で女性ファンの存在感がますます増している。2017年11月3日、4日に池袋で開催された大型カルチャーイベント「アニメイトガールズフェスティバル2017(AGF2017)」が、そのパワーを見せつけた。
 「女の子のためのすべてが集結した大型イベント」を掲げ、ステージから物販、コスプレなど様々な企画を用意したイベントの来場者数が、開催2日間で8万6293人に達した。

 アニメやゲーム、小説、コミックの中で、消費者としての女子パワーの拡大は、もう何年も前から指摘されている。2016年から17 年にかけても、『おそ松さん』や『ユーリ!!! on ICE』といった女子人気を基盤にする大ヒットが次々に飛び出している。さらに一般作品でも、女子人気が過熱することで人気がさらに拡大する例も出ている。
 AGFはそんなファンのニーズに応じて、2010年にスタートした。女性に人気のアニメショップなどが集中する池袋を会場にすることもあり、開催規模は短期間で急成長をしている。

 2017年の会場は池袋サンシャインシティに設けられたメイン会場と、地域の店舗などとも連動した街全体の企画から構成されていた。メイン会場は池袋サンシャインシティのワールドインポートマート4階のAホール、文化会館Bホール、Cホール、Dホールを活用する規模。過去最大となる131のブースが設けられた。メイン会場には3万7896人が訪れた。
 主催者によれば、メイン会場は前年比で9.4%増、全体では12%増の堅調な伸びとなった。毎年、大盛況ぶりが話題になるAGFだが、その勢いはさらに増しているようだ。女性向けのポップカルチャー市場の広がりを、あらためて認識する2017年のイベントになった。

 国内にはアニメのAnimeJapanやゲームの東京ゲームショウなどの大勢のファンが参加するイベントは少なくない。しかし、AGFの特長は、アニメやゲーム、音楽と分けるのでなく、女性向けと切り分けることでジャンルを横断していることだ。企業名でなく、作品タイトルを掲げるブースが多いのも、メディアで区切るのでないAGFらしさと言えそうだ。
 2017年の目玉には、メイン会場のほか、中池袋公園での街ナカ企画、数々のコラボカフェ、BLをテーマにしたリアル謎解きゲームなどがある。また池袋西口地区を巻き込むことで、イベントを大きくし、集客を伸ばしている面もありそうだ。

 池袋は昨今、文化の街としてアピールに力を入れている。東京アニメアワードフェスティバルやコンテンツ見本市Japan Content Showcaseなど、イベントの誘致も相次ぐ。
 抜群の集客力を誇るAGFは、こうしたイベントと共に、池袋文化の活性化にも大きな役割を果たしている。

アニメイトガールズフェスティバル2017(AGF2017) 特設ページ
https://www.animate.co.jp/ex/agf/

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