東京藝大「コンテンポラリーアニメーション入門」 注目作家3人が来日トーク


東京藝術大学大学院映像研究科の公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門」が、今年も10月、11月に開催される。講座は横浜市と東京藝術大学大学院が連携するもので、2009年から毎年続き好評を博してきた。
大学院の教授も務める世界的なアニメーション作家の山村浩二が、“コンテンポラリーアニメーションの見取り図”をコンセプトに企画する。世界各地で制作されている優れたアニメーションの上映、さらに作品を巡る状況や作家の意図、制作技術などを解説する。また国内外の講師を招いたトークを通じて、現代のアニメーションに親しみ、触れるきっかけづくりになっている。

シリーズの目玉になっているのが多彩なゲストだ。2016年は海外から3名が招かれる。講座は全3回を予定しており、それぞれの作家の作品を中心に異なるテーマでアニメーションを考える。
2016年1回目となる10月23日は、ブルガリア生まれでカナダ在住のテオドル・ウシェフ。「ステレオスコープにおけるナラティブと抽象」がテーマだ。自身の作品から特に3D(立体視)に特にフォーカスする。
10月29日は、ロシアの巨匠であるユーリー・ノルシュテインをゲストにする。『アオサギとツル』『霧の中のハリネズミ』『話の話』など代表作がデジタルリマスターによるニュープリントで上映される。講演のタイトルは「モノとコト」。
11月19日は、「アニメーション・ドキュメンタリー1」だ。ゲストはベルギーのマチュー・ラベェスと山村浩二だが、ここでは幅広い作品を上映、とりわけトークが期待される。

作家性の高いアニメーション映画は、敷居を高く感じがちである。しかし、一度、作品の見方を掴めばより楽しく観られるはずだ。もちろん、作品だけをそのまま観るのもありだが、それはやや難易度が高い。アニメーションの技術や作家の背景、そしてちょっとしたアニメーションの歴史、そんな知識が鑑賞の入り口になる。
会場は横浜中区の東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎。参加は誰でも出来て無料だが、定員は90名。事前申込制でメールにて参加を受け付ける。また講座の詳しい情報は、公式サイトにて確認できる。

公開講座「コンテンポラリーアニメーション入門」
http://animation.geidai.ac.jp/ca/

■ 『ステレオスコープにおけるナラティブと抽象』
講師:テオドル・ウシェフ
日時:2016年10月23日(日) 開場:17時30分 開始:18時
■ 『モノとコト』
講師:ユーリー・ノルシュテイン
日時:2016年10月29日(土) 開場:17時30分 開始:18時
■ 『アニメーション・ドキュメンタリー1』
講師:マチュー・ラベェユ、山村浩二
日時:2016年11月19日(土) 開場:17時30分 開始:18時

会場:東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎
主催:東京藝術大学大学院映像研究科、横浜市文化観光局
協力:カナダ国立映画制作庁、モブコ、IMAGICA TV、Camera-etc

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