恋愛ゲームアプリのボルテージ 映画・アニメ製作に進出 ボルピクチャーズ設立

企業ニュース

 女性向けの恋愛ゲーム・ドラマアプリのボルテージが、映像作品の製作に進出する。2017年9月21日、同社は映画やアニメ、テレビドラマの企画・製作・販売をする子会社ボルピクチャーズを設立することを明らかにした。
 2017年10月2日付けで、資本金3000万円で設立する予定だ。ボルテージが全額出資する。代表取締役は、ボルテージの津谷祐司代表取締役会長兼社長が兼務する。

 ボルテージは1999年にウェブ向けのコンテンツ会社としてスタートした。2000年代に女性向けコンテンツで急成長し、2010年代にはスマホアプリ向けのゲーム、ドラマを多く手掛けるようになっている。『天下統一恋の乱 Love Ballad』、『花より男子~F4とファーストキス~』といったヒット作がある。2017年6月期の連結売上高は88億2000万円だった。
 現在はさらなる事業拡大を目指す3年戦略を進めている。2017年にはVR・AR・AIを活用したコンテンツ製作を視野にいれた子会社ボルテージVRを設立するなど新規事業の取り組みに積極的である。

 ボルピクチャーズの設立も、IP展開による多角的展開を目指す事業戦略のひとつになる。自社が持つ人気タイトルを映像化することで新たな収益を生み、さらに既存のアプリの認知度や人気の拡大を狙うことになるだろう。
 なかでもスマホアプリゲームと相性のよいアニメは、ビジュアル的にも相性がよい。ボルテージは今年5月に、経営企画アニメ・IP 事業部も設置したばかりである。自社作品のアニメ化のライセンスを提供するだけでなく、自らも積極的にアニメ製作に関わっていくことになる。近い将来、ボルテージの人気タイトルのアニメ化作品が、ファンの前に姿を見せることもありそうだ。

 またボルテージは、海外、とりわけ北米展開に積極的である。毎年夏にロサンゼルスで開催されているAnime Expoにも大型出展をしている。現地のゲームのプロモーションにアニメが大きな役割を果たしていることを熟知している。
 海外展開においても、現地で受け入れらやすいアニメは大きな役割が期待される。

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