2017年5月、新しいアニメスタジオが、東京・三鷹に立ち上がった。合同会社バイブリーアニメーションスタジオだ。8月19日、同社の公式サイトが立ち上がり、スタジオの事業スタートを告知した。
バイブリーアニメーションスタジオは、本社をアニメスタジオの集積する東京・三鷹市に置く。また代表には天衝の名義で活躍するアニメ監督・演出の田中基樹氏が務める。
設立から3ヵ月あまり経っての告知は、同日発表された人気PCゲーム『グリザイア:ファントムトリガー』のアニメ化決定に合せたものである。本作のアニメーション制作をバイブリーアニメーションスタジオが担当するからだ。
設立間もないスタジオのアニメーション制作元請は珍しいが、監督が「グリザイア」シリーズの天衝氏であると聞けばそれも納得だ。キャラクターデザインもアニメ「グリザイア」シリーズの渡辺明夫が決まっている。前シリーズのコアメンバーが、バイブリーアニメーションスタジオとして活躍の場を設けたと見てよさそうだ。
『グリザイア:ファントムトリガー』の詳細なスタッフ、作品リリースの時期は明らかにされておらず今後の発表を待つ。バイブリーアニメーションスタジオの、今後の活躍が期待される。
公式サイトでは、長さ1分あまりのスタジオのプロモーションムービーが公開されている。バイブリーという名前のイギリスにある小さな村に暮らす二人の少女の日常を描いたものだという。監督、絵コンテ、演出、編集を天衝氏が手がけている。そこからはスタジオの目指す方向性が理解できる。
またサイトでは、制作進行補佐、背景、撮影、3Dなどの人材も募集している。
合同会社バイブリーアニメーションスタジオ
http://bibury-st.com/