IGポートのグループ力結集、アニメからマンガ、小説まで才能発掘目指すコンテスト開催

アワード/コンテスト

 プロダクション I.G、ジーベック、マッグガーデン、ウィットスタジオ、シグナル・エムディの5社を束ねるIGポートは、アニメ業界のなかで一際大きな存在感がある。4つの異なるアニメスタジオがそれぞれの個性を活かした作品を創り出す。これによりIGポート全体で幅広いラインナップが実現している。
 さらにマンガ出版を得意とするマッグガーデンとの連携も、近年強くなっている。マッグガーデンの人気作をグループ内でアニメーション制作し、プロデュースすることが増えている。IGポートは新しい時代の総合アニメ企業を感じさせる。

 そんなIGポートが、次世代クリエイター発掘に乗り出した。IGポート設立10周年を記念したコンテスト「プロジェクト BIGSHIP」を7月10日からスタートした。
 グループ5社がそれぞれテーマを定めて合計5部門を設ける。そこに一般からの作品公募を求める。全部門から選ばれた大賞には300万円の賞金が授与されるほか、部門ごとの優秀作品に部門賞が与えられる。募集は2017年7月10日から2018年1月31日まで。審査結果は2018年春頃に発表される。

 各社の部門がいずれもユニークである。プロダクション I.Gは、スマホアプリで展開するタテアニメのショートアニメを募集、シグナル・エムディはGIFアニメが対象である。ジーベックは作品のシナリオ、企画書、イラストを求める。こちらは自由な様に見える一方で、「登る(ClimBing)」というキーワードが定められている。
 ウィットスタジオはアニメではなく、小説となる。募集にあたってはAmazon.co.jpの電子書籍セルフ出版を使うなどデジタル時代に対応する。マッグガーデンが自社が得意とするファンタジーコミックにフォーカスした。

 アニメ業界では、有力な原作不足が指摘されるようになって久しい。近年は、アニメーション制作の本数もますます増加して、そうした傾向はさらに顕著だ。マンガや小説の出版社だけでなく、アニメ会社が新人コンテストを行うことも少なくない。
 今回のコンテストではアニメ化について言及はないが、優れた作品、才能があれば、そうした可能性も考えられるだろう。大手アニメ企業グループの開催するコンテンストの2018年春の受賞発表が話題を呼びそうだ。

プロジェクトBIGSHIP 公式サイト
http://project-bigship.com/

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