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VIZ Media 米国実写版映画「Death Note」を強力プッシュ ライセンスエキスポの目玉作品に
- 2017/5/23
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米国で日本マンガやアニメでビジネス展開するVIZ Mediaが、2017年の主力タイトルとして米国実写版の映画『Death Note』を打ち出した。VIZ Mediaは5月23日から3日間の予定で始まった全米最大のライセス国際見本市ライセンシング・エキスポ2017に出展、なかでも『Death Note』をトップ作品として強力にプッシュしている。
『Death Note』は、2003年から2006年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された原作・大場つぐみ、作画・小畑健により描かれた人気マンガ。名前を書かれた人を死に追いやる「デスノート」を巡り、主人公の夜神月、名探偵Lらが頭脳戦を繰り広げる。
マンガは大ヒットになり、アニメ、実写映画、ドラマなどたびたび映像化された。とりわけマンガとアニメは世界規模で高い人気を獲得しており、これが米国での実写映画化につながった。
監督はアダム・ウィンガード、L役にはキース・スタンフィールド、ライト役にナット・ウルフと若手俳優を配した。米国実写版は、当初ハリウッドメジャーのワーナー・ブラザースでの配給が伝えられた。しかし、その後、オリジナル映画への進出を強めるNetflixが目玉作品として配給権を獲得。2017年8月25日から配信を開始する。
小学館、集英社、Shoproの米国子会社であるVIZ Mediaは、長年『DEATH NOTE』の英語翻訳版のマンガ刊行、アニメ版の配給を担当してきた。さらに今回の米国実写版のプロデュースには企画段階から加わっている。そこでVIZ Mediaとしてこれまでになかった実写作品をトッププロパティとして押し出すかたちになった。有料会員数が1億人を超えるNetflixだけに、関連商品の売上げ拡大にも大きな期待がかかる。
ライセンシング・エキスポ2017では、VIZ Mediaはこの他にも数多くの日本の人気タイトルを並べた。長年人気の『NARUTO 疾風伝』、2016年に米国に上陸し大人気を博する『ワンパンマン』、そして『HUNTER X HUNTER』、『ジョジョの奇妙な冒険』、『BLEACH』である。
いずれもマンガ原作と、テレビアニメシリーズがあり、かつシリーズが長期間続いているのが特長だ。ここにはライセンスとして力を発揮する作品の必要条件も現れている。マンガとアニメと連動しながら、長く続く作品というわけだ。