マンガ・ライトノベル図書館や美術館/博物館 角川ロックミュージアム(仮)着工

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 エンタテイメント企業KADOKAWAは、埼玉県所沢市に複合都市プロジェクト「ところざわサクラタウン」を建設する。このうち一般財団法人 角川文化振興財団が建設と運営をする文化施設「角川ロックミュージアム(仮)」が2018年2月1日に着工した。
 「ところざわサクラタウン」はJR武蔵野線東所沢駅から10分程度、東所沢公園に隣接する約3万7000㎡を再開発する巨大プロジェクトである。KADOKAWAの新しい製造・物流拠点、オフィス、ホテル、ライブイベント会場を予定している。「角川ロックミュージアム(仮)」は、複数の文化施設が集積する。

 角川文化振興財団の発表によれば、「角川ロックミュージアム(仮)」の主要な施設は図書館、美術館、博物館から構成され、総床面積は1万3859㎡もの巨大な建築になる。設計は日本を代表する建築家である隈研吾氏の建築都市設計事務所、建設施行は鹿島建設が担当する。
 仮称はロックミュージアムとなっているが、由来は隈研吾氏のデザインが巨大な石の塊のようなモチーフを用いているためである。音楽関連ではなく、出版文化やアニメ、ポップカルチャーが全体のコンセプトになる。

 図書館はふたつが予定されている。ひとつは角川ライブラリー・角川日本図書文化資料館が所蔵するKADOKAWA グループの刊行物を中心とした書籍35 万冊を収蔵するものだ。リアルの書籍と電子図書館を融合するとしている。松岡正剛氏が監修をする。さらにマンガ ライトノベル図書館を設ける。若年層をターゲットに、これまで公共図書館ではあまり収集されてこなかったライトノベルを積極的に集める。
 博物館は博物科学者で収集家としても知られる荒俣宏氏が監修し、同氏のコレクションの展示が中心となる。妖怪やアニメ文化を辿る。
 美術館は美術研究家の南條史生氏が監修する。角川文化振興財団所有の高山辰雄やロダンなどコレクションを展示、さらにポップカルチャーや現代アートを中心とした企画展示も実施する予定だ。

 角川ロックミュージアム(仮)は、2020年4月30日の竣工を予定している。2年あまり後には、他の施設と共にその巨大な姿が姿を見せる。働く場と最新鋭の工場、さらに文化施設とが新しいかたちで共存する「ところざわサクラタウン」は、巨大な新しい空間の提案、実験の場ともなる。
 完成後は多くの来訪者で賑わうことになりそうだが、どんなインパクトをもたらすのか。大きな話題を呼ぶことは間違いないだろう。

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