国内のアニメ産業規模の概要をまとめた「アニメ産業レポート2016」を要約し、英語翻訳をした「アニメ産業レポート2016サマリー」(英語版)のウェブ上で公開が始まった。レポートを刊行する一般社団法人 日本動画協会が、協会の公式サイトで実施している。
「アニメ産業レポート」は日本のアニメ産業の現状を把握するべく、2009年からアニメ制作、関連市場、映画興行、映像ソフト、テレビアニメの生産高などの基礎情報を集計している。その統計は、様々な場面で活用されてきた。
英語版は日本アニメの海外ビジネスが広がり、海外からの関心も高まるなかで、国内のビジネスを正しく海外に伝えようとするものだ。このためサマリーとはなっているが、統計数字や図表を中心に充実の内容になっている。
2014年版から英訳をスタートし、今回で3年目になる。併せて見れば、近年の状況の変化も読み取れる。海外のビジネス関係者やアニメやエンタテイメントの研究者にとっても、一次ソースとして貴重な資料、情報になるに違いない。
「アニメ産業レポート2016サマリー」(英語版)
http://aja.gr.jp/english/japan-anime-data