イーブック、中国ビジネス支援子会社を売却 現経営陣がMBO

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 電子書籍事業のイーブックイニシアティブジャパンは、連結子会社のFind Japanの株式を現代表取締役社長の西山高志氏に譲渡することを明らかにした。3月14日付で、発行済株式の全てを3000万円で売却する。
 Find Japanはこれまで、イーブックと西山氏、取締役副社長の盧八味氏が当分に株式を保有していたが、今後は西山氏と盧氏が経営する独立した会社となる。

 イーブックは2000年創業の電子書籍ビジネスの老舗であるが、激しい市場の競争のなかで、近年の業績は伸び悩んでいた。2016年にはヤフーの公開買付と、同社を割当先にした第三社割当てで、ヤフーの傘下にはいった。
 その後の事業再編のなかで、多角化の一環として進めていた中国向けのプロモーション事業から撤退することになった。すでに2016年12月には、Find Japanと合弁で設立した中国子会社の清算をしている。

 一方Find Japanは、2016年12月期の売上高が約3億円、2期連続で純利益を計上している。中国最大のソーシャルメディア「微博」の日本総代理店として、微博を活用した日本企業の中国向けのプロモーションを主要な事業としている。
 日本企業の中国市場に対する関心は依然高く、ブランドを浸透させるメディアとしてのソーシャルメディアとしての重要性は大きい。イーブックから離れても、Find Japanの役割は高そうだ。

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