一般社団法人日本映画テレビプロデューサー協会は2017年1月19日、2016年度を対象としたエランドール賞の各受賞者を発表した。
プロデューサー賞映画部門には、『シン・ゴジラ』を担当した東宝の山内章弘氏が選ばれた。プロデューサー奨励賞は、『君の名は。』の川口典孝氏に決まった。川口典孝氏は、『君の名は。』のアニメーション制作をしたコミックス・ウェーブ・フィルムの代表取締役も務めている。
またプロデューサー賞テレビ部門は、日本放送協会で『真田丸』の屋敷陽太郎氏、吉川邦夫氏。プロデューサー奨励賞には、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』の小田玲奈氏(日本テレビ放送網)である。
そして、特別賞として『逃げるは恥だが役に立つ』から、TBSテレビの制作チームとなっている。いずれも2016年の話題の映画、テレビドラマの担当者が並んでいる。
授賞式は2017年2月2日、東京・新宿京王プラザホテルにて実施される。
日本映画テレビプロデューサー協会は、1954年に日本映画製作者協会としてスタート。テレビドラマ拡大を受けて1970年に現在の名前に変更した。日本の映画・テレビ番組のプロデューサーが加盟する同業者団体である。その地位向上や、映画・テレビ番組文化の発展を目指している。
協会による顕彰は、1968年にエランドール賞としていまのかたちになった。プロデューサー賞は1962年の協会賞からスタート、1994年よりプロデューサー賞となり、いまに至る。
川口典孝氏は、日本映画製作者協会が選出する新藤兼人賞 プロデューサー賞も昨年受賞している。
数々の映画賞に輝く『君の名は。』だが、これ以外にも東宝映像本部映像事業部アニメ事業グループで本作の宣伝プロデューサーの弭間友子氏がウーマン・オブ・ザ・イヤー2017大賞に輝いている。映画の制作に加えて、ビジネス周りでも大きな注目が当たっている。