VRを安心して子どもたちに、横浜DMM VR THEATERにプリキュアライブステージ
- 2016/12/22
- レポート
小さな子どもたちが大好きなキャラクターと共に、安全にVRコンテンツを楽しめるライブステージが、2016年12月23日より横浜・DMM VR THEATERでスタートする。プリキュアたちをまるでリアルに存在するかのように体験できる「みんなあつまれ!プリキュアフェスティバル プリキュア ON ミラクル♡マジカル☆ステージ」である。
ステージの最大の特徴は、3Dホログラグラフィックを活用したことだ。3DホログラグラフィックによるVRはヘッドマウントディスプレイや専用メガネを必要としない。誰でも手軽にVRコンテンツを体験できる。
特にヘッドマウントディスプレイを装着するVRコンテンツの体験は、現在、12歳以下の子どもには望ましくないとされている。「プリキュア ON ミラクル♡マジカル☆ステージ」では、小さな子どもたちも最新のVRを安心して楽しめるが売りだ。
またステージの内容は、女児に人気のプリキュアを題材に、DMM.com ラボが東映アニメーションの協力を得て制作した完全オリジナルのストーリーとした。ここだけでしか観られない作品になっている。
23日のスタートに先駆けて、DMM VR THEATERならではのステージをいち早く体験してみた。会場は横浜駅から歩いて7、8分ほどの常設シアターになっている。
350名ほどを収容する座席に、正面には奥行きのあるステージで一見すると通常の劇場とあまり変わらない。しかし、ライブが始まるとこれが一変する。ステージに登場したのは、人間でなく、まるで本当に存在するかのような『魔法つかいプリキュア!』に登場するキャラクターたちである。キュアミラクル、キュアマジカル、キュアフェリーチェ、モフルンらだ。
これがかなりの驚きだ。当初予想していたりより遥かに実在感があり、文字どおり生きているかのように感じるのだ。
ストーリーが進むにつれて、クイズコーナーがあったり、来場者に参加を呼び掛けたり、子どもたちが喜ぶ仕掛けもたっぷりだ。
しかし、最大の見せ場は、ダンスシーンだろう。プリキュアシリーズと言えば、もともとダンスシーンは大きな特徴だが、ここではアイドルさながらのダンスで来場者を驚嘆させる。2DアニメからCGアニメに進化したように、さらにそれがVRコンテンツに進化した。終盤の歴代プリキュアが次々に登場するシーンは圧巻だ。
ステージは、3Dホログラグラフィックだけでなく、正面と左右に設けられたスクリーンに映し出される2Dアニメも重要なパートになっている。2DとVRがスムーズに連動するのもうまい。
通常であればありえないキャラクターだからこそVRでの実在化、得意のダンスシーンを目いっぱい盛り込む。プリキュアシリーズとVRの相性の良さも際立つ。上映時間は30分ほどだが、実際の長さ以上の充実感がある。
会場には、アトラクションエリアや展示、撮影スポットも設けられている。ステージと合せて、こちらも楽しめる。
「みんなあつまれ!プリキュアフェスティバル プリキュア ON ミラクル♡マジカル☆ステージ」
http://vr-theater.dmm.com/schedule/precure-vr/
会場: DMM VR THEATER (横浜) http://vr-theater.dmm.com/
公演期間: 2016年12月23日~2017年1月29日
*スケジュール、価格は上記サイトにてご確認ください。