トーヴ・ロー新曲MVと日本発NFTアニメがコラボ プロデュースにARCH

トーヴ・ロー(Tove Lo)「I like u」

 スウェーデン出身の人気シンガーソングライター トーヴ・ロー(Tove Lo)が、新シングル「I like u」リリースにあたり日本の新進アニメクリエイターと手を組んだ。「I like u」のMV制作で、インディーズ・アニメプロジェクト「新星ギャルバース」の世界観を取り込んだ。
 MV映像は全編アニメとなっており、レトロフューチャな世界観やビビットな色遣いが特徴だ。このなかでトーヴとロボットのキャラクターAnnie 3000の物語が描かれる。

 トーヴ・ローは2014年にアルバム「Queen of the Clouds」でデビュー、女性の強さを打ち出した楽曲でたちまち世界ヒットとなった。なかでもプラチナ認定された「Habits (Stay High)」と「Talking Body」が代表曲である。現在は自身によるレーベルPretty Swede Recordsからリリースする5枚目のアルバム「Dirt Femme」が話題を呼んでいる。
 これとコラボレーションする『新星ギャルバース』は、「ギャル×メタバース×ユニバース」をクロスオーバーさせたプロジェクトで、「宇宙を駆け巡る新星たちが、すべての人々や文化に平和をもたらす」とのコンセプトで進められている。草野絵美、大平彩華、Devin Mancuso、Jack Baldwinの4名が東京を拠点に展開する。2022年4月にはNFTプラットフォームOpenSeaをスタート、2023年現在までの取引総額が6000ETH (約16億円) を記録している。新しい試みに積極的だ。

 今回のMVではリード・アーティストの大平彩華が監督を務め、日本のアニメ界で活躍するアニメスタッフが参加した。キャラクターデザインは『ゴジラS.P』や『東京ミュウミュウ にゅ〜♡』の石野聡が担当、背景美術は『機動警察パトレイバー the Movie』や『GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊』の小倉工房が手がける。
 またMVのプロデュースをアニメ企画・制作のARCHが手がける。こちらも新しい挑戦を次々に繰り出すことで注目されている。『新星ギャルバース』は、インディーズアニメの新たな在り方を投げかける。

Tove Lo 「I like u」アニメMV
キャラクター原案・絵コンテ: 大平彩華
キャラクターデザイン: 石野聡
美術:小倉工房 / 美術監督:小倉宏昌
色彩設計:一瀬美代子
動画検査:佐藤千春
撮影:小澤香
プロデューサー:平澤直 / アソシエイトプロデューサー:安部幸枝 / プロデュース:ARCH
アニメーションプロデューサー:西澤宏二 / アニメーション制作:S.o.K
アニメーションディレクター: 高村雄太
監督: 大平彩華
エグゼクティブプロデューサー:Team Galverse (大平彩華、草野絵美、Devin Mancuso、Jack Baldwin)

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