日本を代表するデジタルアニメーションスタジオのポリゴン・ピクチュアズが、また大きな作品に挑む。今回制作するのは、アメリカンコミックスを代表するスーパーヒーロー「スパイダーマン」である。
2023年7月14日、ポリゴン・ピクチュアズは、マーベル・スタジオが手がけるシリーズ最新作『スパイダーマン:FreshmanYear』のアニメーション制作を担当すると発表した。最新のCG技術で新たな「スパイダーマン」の世界を描く。
「スパイダーマン」はスタン・リー原作、スティーヴ・ディッコ作画によって1962年に生み出され、アメコミ誌に初めて登場した。以来、世界的に大きな人気を博している。多くのシリーズ展開をするだけでなく、映画やテレビ、アニメ、ゲームなど様々なメディアで世に届けられている。
直近では2021年に公開された実写映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』も、大人気となった。劇場アニメーションの『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』も大ヒット中だ。
ただし今回は『スパイダーマン:FreshmanYear』のタイトルは明らかにされたが、詳細は明らかになっていない。また登場人物や時代背景、舞台などの設定も未発表。今後のさらなる発表を待つことになる。
ポリゴン・ピクチュアズは、これまでにも「スターウォーズ」、「トランスフォーマー」、「パシフィック・リム」、「ゴジラ」などいくつもの大きなタイトルのアニメーション化を手がけてきた。そうした実績が今回の『スパイダーマン:FreshmanYear』にもつながったとみられる。同時に本作が同社のヒストーリーに加わることで、そのラインナップにさらに輝きを与えるだろう。
こうした制作にあたっては、東京のスタジオのほか、マレーシアとインドのグループ会社も協力してあたる。『スパイダーマン:FreshmanYear』のプロジェクト発表を機に、採用活動にも注力していくとしている。