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「呪術廻戦 0」 アマゾンPrime Videoが独占配信、12月24日スタート
- 2022/11/28
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アニメ作品のラインナップ強化に力をいれるアマゾンの配信サービスPrime Videoが、また大型作品を投入する。大ヒット映画『劇場版 呪術廻戦 0』の独占配信を2022年12月24日からスタートする。
『劇場版 呪術廻戦 0』は、マンガ家・芥見下々の人気作品をアニメ化したシリーズ作品の劇場版。テレビシリーズの前日譚にあたる部分を「0」として映画化、2022年12月24日に公開した。これが国内興行収入138億円、動員984万人という記録的なヒットとなった。人気は国内だけでなく海外にも広がり、世界89カ国・地域で公開、興行収入127億円、動員数1067万人にもなっている。
そうした作品の最初の配信をアマゾンが独占するだけでなく、定額課金見放題で提供する。競争が激化する動画配信プラットフォーム市場で、会員獲得の切り札のひとつになる。
動画配信の市場拡大が続く一方で、配信プラットフォームの数は多く、競争は激しい。そのなかで人気が高いアニメは、ユーザーの新規獲得、維持の重要な手段となっている。各社はオリジナルアニメの開発や独占配信タイトルによるユーザー囲い込みを目指す。
Prime Videoでは2021年に『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で世界独占配信を行った。これが記録的な視聴となり、大きな成功を収めた。その後も大型タイトルの独占配信に力をいれている。2022年秋シーズンでは、『ポプテピピック』第2期、『ゴールデンカムイ』第4期が独占配信タイトルだ。劇場映画のラインナップにも力をいれており、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』や映画『ゆるキャン△』を見放題独占としている。
またアニメ以外では、『シン・ウルトラマン』を11月18日に独占で投入したばかりだ。これに『劇場版 呪術廻戦 0』が続き、有力タイトルが並ぶ。年末年始は新たな契約が増える時期でもあり、他サービスとの差別化に力を発揮しそうだ。
『呪術廻戦』は2023年のテレビシリーズ第2期放送も決定している。作品にとっても2023年に向けて弾みをつけるものになるだろう。