2018年に映画製作費用の協力を求めて実施したクラウドファンディングで2182万円を調達したSF短編映画『オービタル・クリスマス』が、この12月に東京・池袋のグランドシネマサンシャインにて一般上映されることになった。”「オービタル・クリスマス」凱旋上映イベント”と題して、本編オリジナル英語版のほか日本語吹替版、メイキング映像も上映、合わせて多彩なゲストのトークイベントも予定する。
登壇は監督の堺三保のほか、特撮監督のキムラケイサク、メカニックデザインの園山隆輔、編集の岩崎伊津子ら。さらに脚本家の中島かずき、クラウドファンディングのプラットフォームMotionGallery代表・大高健志のゲストも予定する。MCを池澤春菜が務める。
料金は2500円(税込)、また追加料金の支払いでプレミアムクラス、グランドクラスの利用も可能だ。
『オービタル・クリスマス ~聖夜を祝う全ての人に~』は、アニメの脚本や設定、小説や翻訳、SF解説なども手がける堺三保の初監督作品。米国の名門南カリフォルニア大学の修士課程で映画を学んだ堺がその経験を活かして米国ハリウッドで英語にて撮影した。
2018年6月にこの製作の実現を求めてMotionGalleryでクラウドファンディングを開始。当時、日本の実写映画としては史上最高金額の支援を集めた。
映画完成後は世界各国の映画祭に出品、数々の受賞をしている。今回の上映は、映画祭での巡回に一区切りついてのものになる。
クラウドファンディングの支援者にはすでにブルーレイが届けられているが、劇場での一般上映は初となるだけに貴重な鑑賞機会になりそうだ。もちろんそれ以外の観客も鑑賞可能である。日米両国の才能が協力した本作を楽しむチャンスとなる。
「オービタル・クリスマス」凱旋上映イベント
(トークイベント付き)
https://www.cinemasunshine.co.jp/theater/gdcs/