KLab「ヒロアカ」で世界のオンラインゲーム化権獲得

僕のヒーローアカデミア

 オンラインゲーム事業のKLabが、世界的な人気アニメを題材にしたタイトリで、海外展開を目指す。2022年11月7日、KLabは僕のヒーローアカデミア製作委員会より、テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』の中国大陸を除く全世界でのオンラインゲーム化権を取得したと発表した。
 ゲームの詳細や展開時期については言及されてないが、今後の開発進捗は随時発表していく。またKLabがこれまで得意としてきた人気作品Pを原作としたゲーム開発と配信のノウハウを活かすとしている。

 『僕のヒーローアカデミア』は、2014年より堀越耕平が「週刊少年ジャンプ」に連載する人気マンガだ。これを原作に2016年よりテレビアニメ化がスタート、現在も第6期がテレビ放送中。劇場アニメも3本制作されるなど息の長いに人気を持っている。
 本作はとりわけ海外で高い人気を誇っていることで知られる。2021年に北米公開した『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』、北米週末興行4位、累計650万ドルを稼ぎ出している。英語版原作マンガもベストセラーの常連だ。ゲームがリリースされれば、世界各国で大きな注目を浴びそうだ。

 KLabは2000年設立で、オンラインゲーム、アプリゲームを主力事業としている。なかでも強みとするのは、人気アニメやマンガを題材としたゲームだ。『キャプテン翼』、『BLEACH』といった作品で実績がある。これらのゲームは世界の一人地域でセールスランキング1位、トップ10となっている。『僕のヒーローアカデミア』のゲームでも、こうした経験が活かされそうだ。

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