「君の名は。」香港で興収2億円突破、台湾で約3億円 アジア各国で人気継続中

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香港貿易発展局が発表する2016年11月14日から20日の香港での映画週間興業収入ランキングで、日本のアニメ『君の名は。』が好調を続けている。映画は11月11日に公開、11月7日から13日の週間ランキングで1位に登場したが、2週目も第2位にランキングした。第1位は米国の大作ファンタジー『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に譲った。
公開から10日間で興行収入は1620万香港ドル(約2億4000万円)に達した。さらに公開3週目の週末も11月26日(土)のスクリーン数は269にも及び、大型興行が続いている。同日の動員数は『ファンタスティック・ビースト』に次いで2位、3位の『ドクター・ストレンジ』を大きく上回る。日本と同様の息の長い人気となりそうな気配だ。

香港に先立って公開された台湾も人気が続いている。こちらの公開は10月21日、すでに公開6週目に突入している。11月18日から20日の第5週目の週末興収では、依然4位にランキングされた。1位‐2位‐2位‐3位‐4位の推移だ。これにより11月20日までの興行収入は8176万台湾元(約2億9000万円)と日本円で3億円近くにまで達した。
香港、台湾の金額はいずれも日本や米国、中国に比べると必ずしも金額は大きくないが、それぞれ人口が700万人と2300万人であることを考えれば大ヒットであることが分かるだろう。11月21日までの集計で、『君の名は。』は2016年に台湾で公開された映画の興行収入ベスト10に喰い込む。日本映画としては異例のヒットになる。
また11月10日に公開されたタイでも、初週末興収は1位、2週目は『ファンタスティック・ビースト』に次ぐ第2位である。東アジア地域での『君の名は。』の人気が分かる。

そして12月2日からは、いよいよアジア最大の映画市場である中国での公開がスタートする。上映スクリーン数は約7000スクリーンと伝えられ、日本映画としてはかつてない規模だ。公開に先立つ11月22日には、本作の新海誠監督とプロデューサーが中国を訪れ、映画のプロモーションに務めた。これも前例がない。日本公開から日が浅い中での上映と異例尽くしとなっている。
これまで中国で日本映画として最もヒットしたのは2015年の劇場アニメ『STAND BY ME ドラえもん』の5億3000万元(約86億円)。『君の名は。』がこれにどれだけ迫り、超えるのかが注目される。

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