映像配信プラットフォームの世界大手であるNetflixが、日本におけるアニメのクリエイティブ拠点に、国内専門学校からインターシップを受け入れる。参加する学校はアミューズメントメディア総合学院(AMG)のキャラクターデザイン学科と代々木アニメーション学院 アニメーター科で、各在校生1名を送り出す。
学生は半年間のインターシップの期間にNetflix東京オフィス内に設置されている「Netflixアニメ・クリエイターズ・ベース」にて、今後Netflixが発表する作品のコンセプトアートやビジュアル制作、クリエイティブチームとのミーティングなどに参加する予定だ。実際にアニメの企画やクリエイティブが生まれる現場で体験を積むことになる。
NetflixはSVOD(定額課金見放題)での映像配信で世界最大規模の企業として知られている。独自企画のドラマ・映画の豊富さが強みだ。
日本では特にアニメ作品の獲得に力をいれている。有力作品の独占配信権獲得や独自企画の作品にも乗り出し、東京オフィスの「Netflixアニメ・クリエイターズ・ベース」は2021年秋にその拠点としてオープンした。
またアニメ分野の人材育成にも取り組んでいる。これまでにフランスの有力アニメーション学校ゴブラン出身者の東京オフィスへのインターシップを実現、国内のアニメスタジオでアニメーターを目指す若者の奨学金もだしている。
今回は未来のアニメーションの作り手になる国内の学生に支援を広げたかたちだ。